ブラス・ターゲットのレビュー・感想・評価
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どうやって止まらない男を止めるか
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総合:80点
ストーリー: 85
キャスト: 70
演出: 80
ビジュアル: 65
音楽: 60
アメリカ第三軍団司令官パットン将軍といえば、頑固で強情で直情的で有名である。自分がこうと決めたら意地でも実行するし、上官の命令など平気で無視する。戦争中も自分が進軍すると言えば停止命令などどこ吹く風で進軍を続けた。ソビエトの将軍に「くそったれ野郎」と言ったのも本当である。そんな男が動き出したら絶対に誰にも止められない。
この背景を知っていればこの映画を楽しめる。このような理由があったからこそ、犯人は彼を無理やり止める方法を実行せざる得なくなった。仕事をきっちり遂行しようとするプロの殺し屋と、その彼の考える依頼主の条件にあった暗殺の方法がまたよく描かれている。しかもパットン将軍の死には当時から暗殺説があったので、この事実をうまく利用して物語を作り上げている。「ジャッカルの日」と並ぶ、暗殺者の登場する地味だが玄人好みの一流のサスペンスである。
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