プライベート・ライアンのレビュー・感想・評価
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無価値でグロテスクな戦争シーン
採点=0/100
戦時中に、ライアンという兵士を本国に連れ帰るために、小隊がライアンを探す話。
内容は、戦争シーンだけが延々と続くだけの、ただの戦争映画。人間ドラマやストーリーは ほとんどない。そもそも、なぜライアンだけ特別扱いされるのか、最後まで説明がなかった。フィクションにしても理不尽すぎる。ライアン一人のために大勢の命が失われていくのは納得いかない。主人公の大尉の行動にも疑問が残る。もっと大尉の行動に対する説明が欲しかった。
この作品は、プロットレベルで根本的に失敗している典型例だ。無理にライアンの人情話を入れようとしたせいで、全体が台無しになっている。素直にノンフィクションを書いたほうがよかった。
無価値でグロテスクな戦争シーンを見たい人だけに おすすめ。
改めて観ると。
公開当初に劇場で観た時はこんな凄い映画があるのかと圧倒されたものだが、2017年になり久しぶりに鑑賞するとそうでもないと思えてきた。
確かに冒頭、オーバー・ロード作戦のシーンは見応えがあるが、魅力的な登場人物やエピソードを作品全体でちょこちょこと描いているため結果的に美談とも捉えかねられない脚本になっている。
戦争の非業さを描いて反戦を訴えたいのだろうが、戦場という圧倒的な非日常の中でまともなヒューマニズムを説くと逆にリアルが失われる気がする。
構成も冒頭を除けば、小隊の道程でのエピソードを経て熾烈な防衛戦に至り、結果僥倖的な援軍飛来で勝利に終わるというスピルバーグ作品っぽいエンディングに至る。結果的に1人の兵士を帰還させるために命を賭した人々の英雄譚(米賛辞)になっていて、悲惨な映像で反戦を謳っても、そういったドラマティックな演出が最終的には反戦の意思をぼやけさせる要因になっている気がする
メル・ギブソンが2017年公開の『ハクソー・リッジ』で、殺さない決意を持ち命を救うためだけに戦場に立ったある意味狂気(狂信)の男個人を描いた。
作品の主題として大戦中に実在した英雄を描いた事に違いは無いが、ライアンの登場人物達は当然普通の兵士なので救うためには殺すし、殺さないと殺されるという論理でそこに居る訳で、結果的にもたらされたものが同等であれ物語が内包するメッセージ性は雲泥の差があると感じた。観る側に悲惨さを訴えたければ、あくまで冷酷に悲惨さを突き付け続けなければ説得力も無いのだ。
戦争というものについて考えさせられる部分が希薄なこの作品は「上手に撮られた戦争映画」で、それ以上でも以下でもないと感じた。
242-34
ジュラシック
冒頭の戦闘シーンは衝撃的でした。
閉塞感漂う戦場は臨場感たっぷり。
助けたドイツ兵に大事な仲間を殺されるシーンは「戦争とは」を訴える象徴的な場面でしたね。
ただ、最後の戦車爆破シーンは「あ、ジュラシックパーク最後のTrexと同じパターン」と苦笑しながらガッカリして観ました。
いろんな要素を詰め込んでダラダラ長くしすぎた気もします。
FUBAR
特に冒頭の戦闘シーンは圧巻です。
弾丸の雨、炎、爆撃により一瞬で散っていく多くの命。粉々に飛び散る人肉。臨場感溢れた戦場に圧倒されます。
血で真っ赤に染まった海水が、脱げたヘルメットにたっぷり溜まり、それを呆然と捨てながらかぶり直すシーンが非常に印象的でした。
途中参加で戦闘経験のない通訳係の存在により、部下の命を危険に晒しながらも命令に忠実な大尉や、殺す度に人命の重さが麻痺していくような兵士達の感覚が際立っていました。
誰しも家に帰りたい。故郷に親や家族が待っている。たった一人の救助のため犠牲になる作戦に反発する部下達ですが、戦闘で敵に殺されることと、仲間を助けるために命を落とすこと、どちらにしろ命を懸けるなら、同じ立場の人間、未来ある若者を救うことに大義を見い出し、それなら妻にも誇れるだろうと大尉は気付いたようでした。部隊の仲間と共に散ろうというRyanの覚悟も、兄達の訃報によって揺らぐことはありませんでした。これがニセモノRyanのように泣き喚かれたら、さっさと帰路に着いたのでしょうが(^^)。
脇役は今ではドラマや映画の主役格で、結構豪華です。
信心深いスナイパーがいましたが、戦争は人間が勝手に決めた善悪であり、神様が殺人を助けるとは思えず皮肉に感じました。
多くの犠牲を払って人類が戦争から学んだことを決して忘れてはいけないと思いました。
凄い映画‼️
比類なき圧倒的大迫力の戦闘映像
総合90点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:100点|ビジュアル:100点|音楽:65点 )
何のために戦争をしているのか。どこにでもいるたった一人の二等兵のライアンを助けるために、何故わざわざ命を賭けなければならないのか。疑問を持ちながら兵士達は命令を遂行するために危険を冒して最前線に向かい、強力なドイツ軍と対峙する。
でもそのような兵士達の置かれた状況の設定や物語よりも、とにかく圧倒的な迫真性と迫力の戦闘場面の描写に目を奪われる。あっけなく銃弾と砲弾に身を裂かれ焼かれ沈み、血まみれになり身体が千切れ沈んでのた打ち回り、一瞬で兵士がただの死体になる。これほどにまで兵士の恐怖と興奮と士気と、戦場の混乱と過酷さと興奮を描写できた作品は他にない。特に最初のD-Dayの上陸作戦の場面は比類なき名場面。
残念ながら物語は映像の前に平凡で目立たない。登場人物も悪くは無いが、戦場の描き方ほど個々の人物を良く描写出来ていなくて一部を除いて存在感は薄い。とにかく戦場の描写が傑作でそれを堪能する作品。
リアリティはすごい
戦争とは
スピルバーグすげえ
戦争映画ってやっぱりすきだ
不謹慎だけどすきだ
最初から人が死んでく描写が凄まじくて
1回目2回目、3回目で死んでたみたいに
まるでオチのように人が死んで
怖かったあれは
あの10分でどれだけ人を惹きつけるか
勝負に出たなあと
そこからライアン探しに展開が変わるとこからは
なかなか熱いものがあるというか
戦争映画の醍醐味というか
まるで8人のロードムービーというか
キャラクターもそれぞれ良くて
最後まで生きてた
あとユダヤ人とか
地図作りしかしたことない通訳のアペルも
すごくいい味出してた
ラストシーンとか感動した
逃したはずの奴が生きてて
銃撃戦に参戦しててさらにボスを殺したから
アペルが仇を取る
成長物語かなとも思ってしまった
あの名狙撃手、どこかで見たことあるな
と思ったらグリーンマイルだった!
あとフューリーという映画あったけど
それを思い出した
年齢とともに好きになった映画
戦争を批判しないで戦争は良くないと思わせる映画
スピルバーグ監督の戦争映画の名作!
何度観ても飽きることはない。映画館でも何回か観たし、DVDでは数え切れない程観た。スピルバーグ監督による戦争映画の名作!冒頭のノルマンディ上陸作戦の過酷さは筆舌に尽くしがたい。迫力の映像である・・ストーリーも絶妙。上陸後、主人公のミラー大尉(トム・ハンクス)は困難な任務を与えられる。そして後半は市街地にてドイツ軍のタイガー戦車の歩兵部隊と激しい闘いを繰り広げる。アメリカの戦闘機P-51の登場で終わりを告げるが、ミラー大尉は絶命する。何度観ても感動で涙を誘う・・1998年のアカデミー受賞作品。スピルバーグ監督のアメリカ戦争映画。これが後のテレビドラマの名作「バンド・オブ・ブラザーズ」や「ザ・パシフィック」につながったのは間違いない・・
リアルであろう戦争映画
何年ぶりに観たかわからない戦争映画。
ずっと避けていたジャンルであったが、地上戦のようなものを見て戦争について考えて見ようと思い、有名なこの作品に出会いました。
98年頃の映画でこのリアルさ。戦争経験をしていないが悲惨さ、血で真っ赤、グロさ、何のためにみんな戦っているのだろうと経験していない私は不思議に思う。
作品の中でも悲惨さと何のために戦っているのかわからなくなっている人もいた、結果亡くなる直前には死にたくないの言葉。なにも戦争にはいいこともないと思った。
いろんな人たちの物語が詰まっていて、漠然としている話なので中身が、ん?と思うことがあるがそれはいろんな人たちの観点から観ているからだと個人的には思う。映像がすごい。口をあんぐりとしてしまった。
観る価値はあります。すごくあります。
だから18年という時を経ても名作としてオススメされている映画なのだと思いました。
私の中の戦争映画最高傑作!
小学校の時に観た衝撃は今でも忘れない!
後輩の家でみんなで観てたとき、ノルマンディ上陸作戦オマハビーチではらわた飛び出た兵隊が叫んでいる時に、ちょうど三紀彦もカップ焼きそば食べてて「焼きそば食べてるんだけどー!」って言ってたことを今でも鮮明に覚えています。
ムダにするな しっかり生きろ
トンプソンかっこいいなぁ
対地攻撃機P51かっこいいなぁ
みんな若いなぁかっこいいなぁ
子供の頃に観た時も、そして今になって観てもメリッシュの死に方に心を痛め、アパムのヘタレさに目を背けたくなる…
本当に何度この映画を観たことか…ある種毎日聴いている音楽と一緒で、普段数多くのジャンルの音楽を聴いているが、とどの詰まる所落ち着くのはロックであることと同じように、観あさった戦争映画の答え合わせをするかのように、自分が戦争映画に求めていたものを補うために、いつになくまたこの映画を観たいと思ってしまうものである。それ故に子供の頃観たなぁとか、懐かしいなぁなんてことはこれからもない色褪せない作品。これが20年前の映画であることに驚きと感動を覚える。いろんな戦争映画を観てきたけどやっぱりこれが1番。不動の1番そしてこれからも1番であると思う。
👇いよいよ鑑賞記録を取ることにした。
小学校高学年の時が始まり
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