プライベート・ライアンのレビュー・感想・評価
全183件中、41~60件目を表示
苛立ちを覚えるほど感情移入できる
たくさんの人のコメントにある通り
冒頭のノルマンディ上陸シーンは凄まじいです。
ホラー映画並にぐろいですが
これが現実にあったというのが一番怖いです。
多くは語りませんが、
最初から一人家に置いておいて
戦場に出さないようにできなかったの??
良い具合にこの任務への苛立ちや、
戦争の恐ろしさが描かれていたのではないでしょうか。
1940年ごろを生きていただけであって、
同じ人間なのにやるせないです。
どこの国でも、なんで一般市民まで危害が加わるのか。
映画としてはかなり見入る内容でした。16.12.4
ミラー大尉の生き方の美学を感じる
主人公のミラー大尉はただ命令をこなすだけの軍人では無い。彼は生き方について自分なりの美学を持っており、大局を理解している。敵を避けて通れるにも関わらず、それでは後から来る味方が困るからと、敵を排除するために戦う。本来のライアン捜索の任務を完了しても、あえて現地に残って命がけでドイツ軍と戦う。それは、ミラー大尉が、自分達軍人の役割は戦争を終わらせることにあるという本質を深く理解しているからだ。軍人の役割は戦争を終わらせることにあると頭で分かっていても、実際の戦争は命がけなので中々有言実行できることでは無いはずだ。綺麗事に終わらないのが彼の凄いところで、考えから行動まで筋が通っていて、人としての厚みを感じる。
冒頭のノルマンディー上陸作戦の凄惨な描写は、他の戦争映画ではあまり見られないほど作り込まれていて見事。大軍が衝突し、銃弾が飛び交い、火炎放射でトーチカの中に居る兵士を焼き殺す。戦う前に撃たれてあっけなく死んでしまう兵士も数多く居る。それが戦争の惨さを伝えると同時に、迫力があり観ていて面白い。ただ、それ以降のストーリーは冗長な印象。2時半超えは長すぎて内容に見合っておらず、もっと短縮できたはず。そのためミラー大尉の人間的な魅力と、冒頭のノルマンディー上陸作戦が今作の見どころという印象になった。
名作と言われる作品
1998年の作品。
今更ながら初鑑賞。
今まで避けてきたのは戦争映画って悲惨な光景が欠かせないでしょ。観てて辛いし、悲しいから。
でもこの作品は観ておかなきゃと思っていて20数年経ってしまった
やはり冒頭から悲惨な光景だ。ノルマンディ上陸って有名だけどここまでとは思ってなかった。
ライアン二等兵を探すのは、納得いかない任務だ。
戦争なんてしてはいけないと思った
橋の所の戦いで味方の航空隊が来てくれてありがたかった。天使が来てくれたのセリフぴったりだ
何回でも観れるほどクオリティが高い作品。
ライアンを見つけ出すまでのシーンは、最初の現代パートの老人の回想シーンではなかった。
これはほぼアパムの記憶を映画にしたという設定だ。
終盤の橋のあたりはセットを組んだらしいので凄い予算だ。
劇中ではドイツ軍の戦車ティーガーが、あまり強くなかった。
本物のティーガーのディティール等に詳しい人は、違いを楽しめると思う。
何回でも観れるほどクオリティが高い作品。
人間らしく、あるために
初めて観た時は、当然ながら戦闘シーンの苛烈さに度肝を抜かれたし、「戦争の醜さ・恐ろしさ」のような事を訴える映画なのだと思っていた。
わずか8人で敵地の真っ只中を行軍し、生死不明の二等兵を探すあてどない任務の不条理さ。
上陸までに大半が戦死、空挺部隊も目的地にはたどり着けないものが大半で、なぜライアン二等兵だけが生還する価値のある人間なのか。
20年経ち、久しぶりに観てみて私が感じたのは「胸を張って故郷に帰る」事の重大さだった。
ミラー大尉は言う。
「一人殺す度に故郷が遠くに感じる」
戦争は恐ろしい。人を殺すことが目的であり手段である。普段は決して行ってはならない禁忌でありながら、戦争では正当化され、讃えられる。
国を想い、故郷を想い、愛しい人を想えば想うほど、恐ろしい行為に身を委ねる。
自由のために、仲間のために、生き残るために、誰かの息子を殺す。
そして顔つきまで変わるほど、「故郷から遠ざかった」とふと気づく。
ライアン二等兵を見つけ出し、母の待つ家へ帰すこと。「それだけがこのクソッタレな戦争で唯一誇れること」だから。
これは上層部に示された任務だが、同様の「誇り」はカパーゾの手紙という形でも表現される。
ウェイド、ミラー、そしてライベンと託されていく手紙。これをカパーゾの父に届けることが「胸を張って故郷に帰る」のに必要なものだ。
そしてライアンにとってはミラーの言葉がこの役目を果たす。
地獄から帰還するための切符。それが「ムダにするな」というミラーの一言なのだ。
人は大義だけでは自分を許せない。
戦場という残酷な世界に置き去りにしてきた仲間を想い、心乱れた時に支えとなるもの。
ライアンを帰還させること、手紙を父親へ届けること、良い人間として生きること。
それを淡々と、押し付けがましくもなく描いているからこそ価値がある。
若い頃にはわからなかった、本当の勝利がそこにはある。
迫力満点
序盤から迫力満点で引き込まれる
片腕が落ちた兵士が反対の手で片腕を拾ったところとか、さっき隣で話してた人が顔打たれて死んでたり、けっこうエグい。
長いけど飽きない。マット・デイモン出てくるのは後半の1時間だけ
今まで見た戦争映画の中で1番迫力すごいと思う
戦争抑止の効果がありそう。
トム・ハンクスは感動する映画ばっかり
兄3人とも一気に亡くし、末っ子のライアンだけは家に返してやろうとトム・ハンクスたち8人でライアンを探す話だが、やっぱり戦時中でも兄弟全員死なせる訳にはいかないのか
私もこのような生き方をしたい
ここまでの臨場感とは
『凄い眺めですね』『あ、全くすごい眺めだ』 ケッテンクラートが餌にされて、可哀想。
オマハビーチの戦略は絶対に間違っている。
少なくとも、上陸用戦車が先行しなければならない。
ドイツ軍の結束がどのくらいなのか分からないが、ますは、ビラを投下して、投降を促し、オマハの海岸と塹壕へ絨毯爆撃を行い、地雷とトーチカを排除すれば、上陸の際の犠牲者は最小限に食い止められる。対戦車の地雷は、海岸に埋める程の余裕が、敗戦濃厚のドイツには無い。
勿論、このライアン救出作戦も兵站を無視している。また、狙撃手の言う様に、敵の結束を崩す目的に、狙撃兵を後方から使うべきだ。例え、侵略する戦闘であっても、兵站を熟知した冷静な判断で無ければ、死ねことになる。
モデルがいたらしいが、商業的プロパガンダ映画。
橋を守る為にみんな残るが、あとから、援軍が来たのでは、それまで戦死した者は犬死。命令系統が壊れているのだから、先ずは撤退すべきだと思う。
見た事が無いと思っていたら、2回目だった。餌にされたケッテンクラートが可哀想。しかし、なんで、ドイツ軍って弱っちの?
僕がドイツ軍なら、戦車を前進させないで、一番高い塔を狙って打ち込み、あくまで後方で、狙い撃ち。歩兵も前進しない。あの廃墟だと、隠れるアメリカ兵に迫撃戦ではかなわない。
逃したドイツ兵が積極的に戦闘に参加しているが、一旦捕まった兵士が戦闘に参加出来る訳が無い。スパイ容疑がかけられるはずだ。だから、演出が間違っているし、プロパガンダになっている。
結果論だが、ドイツ軍の最良の選択は、白旗を上げて、投降するべきだ。商業的映画であれ、白旗を上げる場面が欲しい。
最後まで、作家先生には銃を撃ってもらいたくてなかった。
面白かったが、共感出来る代物ではない。こうやって!今のアメリカの栄光が保たれているとこの映画は語っている。このパターンでアメリカは自由と民主主義の国だと言い続けて来た。アメリカにとっての仮想敵国が変わるだけ。
ロンゲスト・デイとフルメタル・ジャケットのリスペクト。
戦場も、感情もリアル
テレビ録画で鑑賞しました。
以前から気になっていましたが、BSで放送したものを録画で鑑賞しました。
第2次世界大戦の戦争物だということは見る前から何となく知っていましたが、そういうストーリーだったのか、という感じです。
兄3人が戦死したことから、末弟を戦場から探し出し、本国に帰国させるという命令を受けた大尉とその隊、というストーリー。アメリカ軍だったからできた指令だな、と見ているときには思っていましたが、アメリカには実際にそういう制度(ソウル・サバイバー・ポリシー)があるんですね、知らなかったです。
最初の30分から戦争の悲惨さが描かれていて、上陸用舟艇(?)でそもそも撃たれる映像とか、結構な衝撃を受けました。その後も戦闘シーンはいくつも出てきますが本当にどのシーンも、死と隣り合わせの空気感がビンビンと感じられました。
ライアンという1人の兵士を探し出すために、敵がいる戦地に赴くという指令に対して、隊員たちの葛藤や絆は至極当然なもので、それを必要以上に表現することがなく自然に描かれていたので、自分としてはとても見やすかったです。
もし映画館で上映することがあったら、一度劇場で見たいな、と思いました。
戦争とは殺害が繰り返される場であるということ
命令に従い進むしかない。仲間達が銃撃を受け次々と倒れていく。夥しい数の兵士達の身体から流れ出た血で赤く染まった波が打ち寄せるオマハビーチ。
束の間の休息を取った教会で、ウェイド伍長( ジョバンニ・リビン )が母に対する思いを語るシーンに涙した。
ジェームズ・ライアン二等兵、 ○o○・○o○○ が演じていたとは 👀
自身が行ってきた任務の意義と罪の重さに苦悩するジョン・H・ミラー大尉( トム・ハンクス )の姿が印象深い。
ひたすら続く息を潜めるような戦闘シーンがリアルで、戦争というものの不条理、惨たらしさ虚しさ悲しみを作品を通して伝えたい、そんなスピルバーグ監督の強い思いを感じると共に、ウクライナ兵、ロシア兵の事を思った。
今、多くの人に観て頂きたい作品。
ーしっかり生きろ
ーソウル・サバイバー・ポリシー
BS日テレを録画にて鑑賞 (字幕版)
privateって軍隊のランク名称だったのかー
壮絶な30分
死ぬほど生きろ
分界点
冒頭のノルマンディー上陸作戦など戦闘シーンはとてもリアルに描写され...
全183件中、41~60件目を表示