劇場公開日 1998年9月26日

プライベート・ライアンのレビュー・感想・評価

全186件中、21~40件目を表示

4.0戦争映画が苦手なのでずっと避けてた作品。ついに劇場で観た。何という...

2024年10月10日
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鑑賞方法:映画館

戦争映画が苦手なのでずっと避けてた作品。ついに劇場で観た。何というリアリティ、生々しさ、臨場感。特に冒頭の20分におよぶ戦闘シーン、映像と音でただただ圧倒されっぱなし。26年前の映画とは思えない。なんでもかんでもCG、デジタル編集の時代ではなく、実写とのバランスが絶妙に良かった時代かもしれない。理不尽な任務を遂行するため無惨に死んでいく兵士たち。命の重さとは。その後のノーラン『ダンケルク』、メンデス『1917』などにも確実に影響を与えた傑作。アカデミー賞監督賞(スピルバーグ)、編集賞、撮影賞、音響賞、音響編集賞の5部門受賞。

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mini

5.0ライアンを救ったことが、このクソ戦争の唯一の誇りだ(ホーヴァス軍曹)

2024年10月10日
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鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭14にて。

今も多くの映画ファンが戦争映画ジャンルのベスト・ワンにあげる、エポックを画した傑作。
ロードショー鑑賞時には、この臨場感に驚き、戦場では〝弾〟が飛んでくるのだと、当たり前の事を認識したのだった。

スピルバーグがロバート・キャパの戦場写真を参考にしたというのは有名な話。
キャパは戦場カメラマンとしてノルマンディー上陸作戦に同行し、多くの写真を残している。
戦争ドキュメンタリーのように描きたかったと、スピルバーグは当時語っていた。

この作品が後の戦争映画に技術的にもポリシー的にも大きく影響を与えたことは、言うまでもない。

「ママ、ママ」と泣き叫ぶ瀕死の負傷兵。
戦闘が終息したオマハ・ビーチに打ち寄せる血の波。
死んだ兵士がしたためた家族への手紙は生存兵に受け渡されていく。

今現在起きている戦争では、爆撃を受けた町の住民がスマートフォンで撮影した映像が世界中に流れる。我々は人のすぐ近くで爆弾が爆発する光景を目の当たりにする。
報道のカメラが見たものも短時間で配信される。血にまみれた子供たちの姿に戦慄しない人がいるだろうか。
兵士の体に装着されたカメラの映像が公開され、銃を人に向ける目線で戦場を見させられたりもするのだ。
わざわざ映画で見なくても戦争の残虐性は伝わる時代だ。
そんな時代においても、スピルバーグが訴えようとした人の命の尊さは、色・形を変えて世に問われ続けなければならない。
紛れもなく、戦争は〝殺し合い〟なのだと。

アメリカ国防省の「ソウル・サバイバー・ポリシー (生存者のための特別分離政策)」という指令は軍の規則になっていて、実際に兄弟が戦死したために帰還命令が出され除隊した兵士は何人もいるらしい。
この映画では、戦死した兄弟の残された最後の一人は生死も所在もつかめていないため、そのライアン二等兵(マット・デイモン)を探して連れ戻すというミッションがミラー大尉(トム・ハンクス)に下される。急遽組成された8名の中隊がたった一人の二等兵救出に命を懸けることになる。

物語の根幹であるこの作戦の他にも、大小のパラドックスが散りばめられている。
例えば、指令遂行を第一とするなら迂回すべき敵の砲台を、後続の味方部隊のために破壊しようとして隊員を失ってしまう。
例えば、降伏した敵兵を殺さず放免した指揮官が、後に自軍に戻ったその敵兵に撃たれてしまう。重ねて、その敵兵の銃殺を止めた男が、再び降伏したその敵兵を撃ち殺す。
つまり、ライアン救出指令のパラドックスをどう受け止めるかは重要ではない気がする。
戦争そのものが矛盾の上に成り立っているのだから。

戦場が人に狂気をもたらすことは、いくつかの名作が語っている。しかし、本作の登場人物たちはみな正常に思考しているのだ。
降伏したドイツ兵を銃殺しようとする兵士も、中隊長の指示に反発する部下に銃を向ける軍曹も、民間人の子供に自分の兄弟を重ねて助けようとする兵士も、それをやめさせようとする隊員たちも、誰もが戦場の、戦争の矛盾の中で思考し、行動している。
そして、神経と肉体を削っていくのだ。

改めてこの映画を観て、印象に残った場面が2つある。
1つ目:
ライアンの母親が3人の息子の戦死の知らせを受ける場面。母親は訪れたのが軍の幹部だと分かっただけで用件を聞く前にその場に崩折れてしまう。その後姿を家の中から逆光で捉えた胸に迫るシーンだ。
台詞がないというだけでなく、母親が用件を聞かずとも何の知らせかを理解する戦時下の極限状態を表現している。
2つ目:
人違いで別のライアン二等兵が兄弟の死を告げられる場面。人違いだと分かっても、小学生の弟たちが無事なのかが急に心配になって帰りたいとその兵士は泣き出すのだ。
ミラー大尉が彼に余計な心配事を背負わせてしまった、不条理で切ないシーンだ。

映画の最後に、年老いたライアン二等兵がミラー大尉の墓地の前で、自分の人生は良いものだったか、自分は正しく生きたか、と問う。
何人もの兵士の命を背負って、彼は戦後を生きてきたのだ。

私の記憶が確かなら……………
この映画公開の時期(?)に、ロバート・キャパの写真展が全国(?)を巡回したと思う。
私は地元の千葉そごうの催事場で鑑賞した(たしか)。
そこで、あのオマハ・ビーチを撮った何枚もの写真に、この映画のPRスチールと見紛うほどだと感じたのだった。

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kazz

4.0かなり本格的な戦争映画

2024年10月9日
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午前10時の映画祭14での鑑賞。

冒頭のノルマンディー上陸作戦の描写は生々しくて本当にすごい。実際に戦争に行かれた方の評価が高いので、ほぼリアルに近いのであろう。そして本物の銃撃音を録音してだけあって銃撃音が非常も素晴らしい。
3時間はさすがに長いかな?と思っていたのですが、あっという間の3時間でした。

プライベート・ライアンのプライベートの意味が良くわかっていなくて、てっきりライアンの秘密の素性に関する映画なのかな?と思っていたら兵隊さんの意味だったんですね。
アメリカ陸軍参謀総長の命令と言えども何十万もいる兵士に中からなぜ彼だけ優遇されて帰国を許されたんですかね?そこがちょっと良くわからないところでした。

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canghuixing

3.0映像は圧巻

2024年10月5日
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まるでその戦場にいるかのような臨場感。
音響効果も相まって迫力満点の映像はさすがスピルバーグ。
だがここまでの高評価に対しては正直疑問。
トム・ハンクスとマット・デイモンが居たから、最後まで見ることができた。
兄弟が亡くなったから、弟は母親のもとに帰れ?そう総司令部が指令を出した?米国ではそういう配慮が当たり前だったのか。戦争とはそういう残酷なものではないのか。
ラストの「無駄にするな、しっかり生きろ」は胸に響かなかった。それは前半から見ていて感じたことだ。
映画館で、しかもやっと初鑑賞出来たが、今の時代はこのような作品を3時間も見ることさえ辛い。
21世紀になっても人間は過ちを繰り返す。見るのが遅すぎたのかもしれない

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ニモ

4.5戦場に引きずり込まれる3時間

2024年10月5日
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悲しい

怖い

興奮

初見は公開当時に観賞。
部活仲間と田舎の映画館に見に行った記憶。

苛烈極まりない冒頭のノルマンディー上陸作戦。
気づいたら売店で買ったフライドポテトを食べる手が止まったままだった。

戦争に行った4兄弟のなかで唯一生き残った末っ子を帰国させるべく、米軍トップから「ライアン二等兵」を救出させる作戦を言い渡されるトム・ハンクス率いる少数精鋭のチーム。
甘ったるいおとぎ噺のような設定という世評もあったようだけど、徹底したリアリズムでヨーロッパ戦線を描いたスピルバーグは観客に二度と忘れることができない戦場を刻みつける。

3時間近い上映時間があっという間だった。
友人たちと「あんな所行きたくないわぁ」「衛生兵~」「狙撃のジャクソンかっこよかったなぁ」「衛生兵~」「アパム、お前もか」とさっきまで観ていた地獄絵図を振り返りながら映画館をあとにした。

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orokamono

4.0シリアス

2024年10月3日
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悲しい

怖い

昔小学生の頃よく遊びに行く友人宅にライフと言うアメリカの雑誌があり報道写真(当時はベトナム戦争)はこの映画さながらでショックを受け初リリース時にはプライベートライアンは怖くて観に行けませんでした。今回歳を経て、又スピルバーグので未だ見てないから行き又ショックですが今現在ウクライナや中東は戦闘の最中、決して目を反らしてはいけないと思い行って良かったです。
それとは別にトムハンクス、マットデイモンや友人のベンアフレックの若き頃がアメリカ映画を長く見て来たので懐かしかったです。エンドでミラー大尉は瀕死から生還するのかと?期待は裏切られていつもと違うアメリカ映画だわと思いつつ主役はライアンだから?と少しquestionでした。
しかしながら、いつ見てもスピルバーグはone of the great directors!

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kiki

5.0冒頭のオマハ・ビーチ上陸シーンは、1500人のエキストラを動員し、...

2024年10月2日
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冒頭のオマハ・ビーチ上陸シーンは、1500人のエキストラを動員し、4週間かけて撮影された。血塗れの戦場を再現したこの場面を、第二次大戦の退役軍人たちは、自分たちの体験を最もリアルに描いていると評した。後年スピルバーグは「この映画が成功するとは思ってもみなかった。初期の試写では関係者や周りの人たちが残酷過ぎると否定的で、最初の25分を見た観客から悪い口コミが広がり、ほとんど誰も観に来ないのでは、と心配した」と語ったらしい。
アカデミー賞監督賞・撮影賞・音響賞・音響効果編集賞・編集賞、ゴールデン・グローブ作品賞・監督賞
午前10時の映画祭14にて

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ナイン・わんわん

4.0「ナイスデイズ」じゃないが

2024年10月1日
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泣ける

怖い

今日は、ハリウッド・スピルバーグ・トムハンクス口だったので・・やはりこれを選んで正解だった。
何度観てもオマハビーチの屍山血海には打ちのめされる、定期的に観た方が良いとも思える。終盤にかけてかなりエモーショナルになってしまうが、神を唱えて人を殺す、非現実下で育まれた絆、戦没者の白い墓標の数、これらに感じる違和感を保ちたいとも思う。

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トミー

4.0冒頭にクライマックス

2024年9月29日
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悲しい

初めのノルマンディー上陸作戦のシーンが息をするのも忘れるほどの映像。
170分の作品ですがその後も時間を忘れて観入ってしまいます。
今戦争が行われていない場所で生活が出来ていていることがどれだけ幸せかを考えさせられました。

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Kei6

やっぱりスピルバーグ、やっぱりアメリカ

2024年9月29日
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凄まじい戦闘シーンに圧倒された公開時の記憶ばかりが残っていたが、改めて観ると、キャラクター付けや細かな演出・緩急の付け方までスピルバーグは本当に上手いなぁ。そして、これだけ残酷に人が死んで行っても決して「反戦映画」に映らないのがアメリカだなぁ。

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La Strada

4.0スピルバーグ...

2024年9月29日
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1.お金かかっている
2.最初の老人、トムかと思った。
3.最近の流行歌の様に最初にサビ?見せ場は最初だった
4.結局、政府の優しいアピールに使われた?
5.最初のノルマンディは、あっという間に形勢逆転?
6.ライアンは心まで救われた
7.教育は一人に響くか?どうか?
8.やはりライアン教員やってたとは言いづらい?
9.最近、若い頃見れなかった名作を見ている
10.昔の映画はお金かかっていて良い
11.必死に生きる姿は確かに良い
12.可愛い女子出ていたら5.0
13.戦車リアルだった

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えびちゃん

5.0リアルな表現

2024年9月28日
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こんぶ

5.0是非映画館で観て下さい‼︎

2024年9月25日
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スピルバーグ作品で何番目かに良い作品。紛れもなく名作の1つである。何回も観たしBDも持っているからたまに観たくなる時もある。戦争の悲惨さや壮絶さが描かれている。描写が限りなく写実的になっているのでかなりグロい映像もある事から苦手な方は観るのを控えた方が良いかも…しかし「野火」の塚本監督が仰っていたように映像のトラウマは経験するべきとのコメントを思い出す。決して戦争を称賛する映画では無く戦争のもつ現実を我々に突き付ける作品。
若いマットデイモンが出演しているのとトムハンクスの演技が素晴らしい。また各地で土を集めている軍曹役のトムサイズモアの演技も良い。この映画も絶対映画館で観るべき作品であると言える。今週末から「午前十時の映画祭14」でも上映されるので若い映画ファンに是非映画館で観てもらいたい作品です‼︎ 良い機会ですのでわたくしも映画館に観に行く予定です‼︎

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えーじ

5.0戦争映画の傑作

2024年9月17日
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戦争映画の金字塔すぎる。上映開始すぐの戦闘シーンがリアルすぎて釘付けになった!
IMAXで見てみたかった!

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ててて39歳

4.0アパム!弾持ってこい!アパーーーーム!!!

2024年9月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲壮感だけでなくかっこよさもある戦争映画

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高い坂

3.5戦争に大義はない

2024年8月3日
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どこの誰と言うことではなく、人と人が殺し合うなんて不条理でしかない。敵は殺してよいという理屈も、人間は愛し合えるはずという道徳も吹っ飛んでしまうのが戦争ということ。

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ouosou

5.0基本的に同じ作品をあまり見ないボクが再鑑賞。ノルマンディー上陸作戦...

2024年7月5日
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基本的に同じ作品をあまり見ないボクが再鑑賞。ノルマンディー上陸作戦を題材にした戦争映画で、戦争の怖さがとても鮮明に描かれている傑作。戦争がどれだけのものを奪っていくのかを知るためにも、絶対に見たほうが良い。

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芝本祐介

5.0戦争映画を英雄譚や綺麗事に終わらせない

2024年6月15日
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怖い

難しい

今回初めて観たのが出先でiPadだった。映画館で見たらもっと迫力あって良かっただろう、と言いたいところだけど‥。
おそらく膨大な資料や証言に基づいた原作や脚本からくる残しておきたい兵士の経験記憶が此処に有る。iPadだとそちらに心が奪われた。いわゆる戦争映画として消化し評価するにはもったいない出来。ピーター・ジャクソンの”彼らは生きていた”に通じる知るべき映画。
音響/迫力は映画産業の為に必要だし兵士の経験の一部でもある。次は是非IMAXで観たい。

爺さんは軍属で徴用されていた(病気で復員、すぐに亡くなった)ので長男だったうちの親は前線に回されなかったと言ってた。今となっては真偽を知る術もないけど日本でもおんなじ様な運用があったんでしょうね。

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HigeKobo

5.0映画終活シリーズ

2024年6月9日
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鑑賞方法:VOD

1998年度作品
アカデミー賞最優秀監督賞5部門受賞
何度目かの観なおし
6月6日は、ノルマンディー上陸作戦D-デイが行われた日から80年。
スピルバーグ作品の中でも最高の出来だと思う
歳往ったせいか、涙が止まりませんわ

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あきちゃん

4.5戦争のリアル

2024年4月9日
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鑑賞方法:VOD

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RIRI