劇場公開日 1998年9月26日

「模範解答」プライベート・ライアン Ezy Ryderさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5模範解答

2021年6月22日
PCから投稿

まあ、歴史の教科書を読めば「米国×ナチ=米国勝利」やけど、要するに、そのまんま模範解答。そんなん、誰でも知ってるし、他の視点の結論が観たかったんやけどな。

ていうか、ドイツ側の兵士の「ストーリー(人生)」や「人となり」も描いたれよ。こういう描き方やと、米兵だけ「人間的な悩みや葛藤」があって、ドイツ兵は脚本上、ほぼ沈黙させられてるが故に、殆ど「殺人機械」でしかないし。実際、ドイツ兵にも、色々(例えば家族いるとか)あったやろ。別にナチを美化しろとは言わんけど、現場の徴兵士の苦悩は万国共通やろうし。

結局、「戦争」を「善と悪の闘い」に「矮小化」してる作品で、故に結論も丸見え。観念的な創作物で、現場感覚の欠如。ラスト・シーンで星条旗が、はためいてるのが、サブ過ぎるし。

Ezy Ryder
マサシさんのコメント
2022年11月16日

そうです。そうです。
ケッテンクラートが可愛そうで。
共感します。

マサシ