ブライダル・シャワー
劇場公開日:1991年11月9日
解説
不況風が吹き荒れるリヴァプールを舞台に、結婚式前夜に昔の恋人と再会した娘の揺れる心を描くドラマ。もともとはBBCのテレビ映画『スタッグス・アンド・ヘンズ』としてスタートを切ったものが舞台劇に直すよう勧められ、原作者のウィリー・ラッセルが新たに筆をとり舞台化、1978年に初演。この舞台作品が大好評をおさめ、監督に以前ラッセルの舞台劇を演出したマイク・オクレントを抜擢して映画化となった。
1990年製作/イギリス
原題または英題:Dancin' thru the Dark
配給:キノ青山
劇場公開日:1991年11月9日
ストーリー
バンド・メンバーのピーター(コン・オニール)は全英チャートで一応の成功をおさめ、故郷のダンスホールでライブを行なうためリヴァプールに帰ってきた。その頃、翌日に結婚式を控えたリンダ(クレア・ハケット)は、独身最後の夜を友人と楽しもうと町に繰り出していた。彼女は自分がなぜ結婚するのか疑問に思っている。一方、花婿のデイブ(コンラッド・ネルソン)も結婚に対して訳の分からぬ苛立ちを抱えながら仲間と飲み歩いていた。結婚式前夜に会ったカップルには不幸が訪れるという言い伝えがあるのだが、その夜の仕上げで花嫁のグループと、花婿の仲間とが同じダンスホールに来合わせてしまう。しかもそこの舞台で演奏しているピーターは、実はリンダの昔の恋人だった。ピーターとリンダは屋上で二人だけの会話を交わし夜風に吹かれて抱き合った。リンダは再会の抱擁を思い出に、この町で夫と暮らしていこうと決めたが、二人のことを知った仲間たちは、彼女の心も知らず不実だと非難する。弁解するのも馬鹿らしくなったリンダは、結局結婚をやめて町を出ていくのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マイク・オクレント
- 脚本
- ウィリー・ラッセル
- 原作
- ウィリー・ラッセル
- 製作総指揮
- リチャード・ブローク
- クリス・ブラウン
- チャールズ・ネガス=ファンシー
- ニック・パウエル
- スティーブン・ウーリー
- 製作
- アンドリー・モリニュー
- アニー・ラッセル
- 撮影
- フィリップ・ボナム・カーター
- 美術
- ポール・ジョエル
- 音楽
- ウィリー・ラッセル
- 編集
- ジョン・ストサート
- 振り付け
- ブルーノ・トニオーリ