「不滅の恋 ベートーヴェン」を配信している動画配信サービス(VOD)
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見放題やレンタルなどサブスクで「不滅の恋 ベートーヴェン」を楽しむ方法をまとめて紹介します!
「不滅の恋 ベートーヴェン」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
---|---|---|---|
| 見放題 | 月額2,189円(税込)~ | 今すぐ見る |
「不滅の恋 ベートーヴェン」の配信サービス詳細
おすすめポイント
映画/ドラマ/アニメ/電子書籍を観るならU-NEXT(ユーネクスト)。名作はもちろん最新作も!豊富な作品の中からお好きな動画を見つけて、是非お楽しみください。
配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
31日間
月額料金
月額2,189円(税込)
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※最大4台まで同時再生可能
特典
(ポイント付与等)
毎月1200ポイント付与(購入・レンタル・コミック購入・ライブ配信チケット購入・映画館で使用可能)
支払い方法
クレジットカード(Visa/Master Card/JCB/アメリカン・エキスプレス/ダイナースクラブカード)、キャリア決済(d払い/au PAY(auかんたん決済)/ソフトバンクまとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い)、楽天ペイ、Amazon.co.jp、Apple Account、Google Play、ギフトコード、U-NEXTカード
全作品数
340,000本
見放題作品数
300,000本
映画作品数
見放題17,700本以上/レンタル1,200以上
ドラマ作品数
見放題5,400本以上/レンタル680本以上
アニメ作品数
見放題5,800本以上/レンタル260本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説
生涯を独身で通した楽聖ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンが、その遺書で触れた“不滅の恋人”の謎に迫るミステリー・ロマン。現代最高の指揮者サー・ゲオルグ・ショルティが音楽監督としてロンドン交響楽団を指揮し、ヨー・ヨー・マ、エマニュエル・アックス、マレイ・ペライアら当代一流の演奏家による全曲新録音の名演が全編を彩る。監督・脚本は「危険な遊戯/ハマースミスの6日間」「キャンディマン」のバーナード・ローズ。製作は「ブレイブハート」のブルース・デイヴィで、エグゼクティヴ・プロデューサーも同作のスティーブン・マクヴィーティ。撮影は「恋におちて」「M(エム)バタフライ」のピーター・サシツキー、美術はチェコのベテラン、イリー・フルピー、衣装は「ハムレット」(90)や、「そして船は行く」「ボイス・オブ・ムーン」のマウリツィオ・ミレノッティが担当。出演は「レオン」「告発」のゲイリー・オールドマン。共演は、本作がきっかけで彼と婚約した「ブルー・ベルベット」「ワイアット・アープ」のイザベラ・ロッセリーニ、「ホット・ショット」「ホット・ショット2」のヴァレリア・ゴリノ、「ミーティング・ヴィーナス」のヨハンナ・テア・ステーグ、「逃亡者(1993)」のジェローン・クラッベほか。
あらすじ
1827年、ベートーヴェン(ゲイリー・オールドマン)が世を去った。その遺書には、「私の楽譜、財産の全てを“不滅の恋人”に捧げる」とあったが、それが誰を指すのか、誰にも分からなかった。彼の弟子で親友のアントン・シンドラー(ジェローン・クラッベ)は、莫大な財産を欲しがる親戚たちを説き伏せ、ベートーヴェンの本当の心を知るため、彼女に当てた3通の手紙を手掛かりに“不滅の恋人”を捜し始めた。まず最初に訪ねた女性は、ベートーヴェンより14歳年下のジュリエッタ・グィチアルディ伯爵夫人(ヴァレリア・ゴリノ)だった。20年前、17歳だった彼女は、演奏会で初めて聴いた彼の情熱的な音楽に瞬く間に虜になった。名のある音楽家と、粗野で洗練されていない振る舞いの、その落差の間で気持ちが揺れ動くが、ピアノを教えに家に来るベートーヴェンの魅力に次第に心引かれる。だが、彼女に聴覚障害があることを試された彼は怒り、以来、生涯会おうとはしなかった。シンドラーは次に、ハンガリーの伯爵夫人アンナ・マリー・エルデーティー(イザベラ・ロッセリーニ)を訪ねる。ベートーヴェンがピアノ協奏曲第5番『皇帝』を披露しようとオーケストラの指揮をとるが、既に耳が聞こえず音が会わないために聴衆から失笑を買った時、客席から立ち上がり彼を助けた勇気ある女性だ。この出来事がきっかけで、二人はアンナの屋敷で幸せな一時を過ごす。シンドラーの熱心な調査に、ベートーヴェンとの長年の確執を抱え、その財産を当てにしている貴族たちは不愉快さを隠さなかった。幼少の頃から父の暴力を受け、ピアノのレッスンを強いられてきたベートーヴェンは、家族に屈折した愛情を抱いていた。弟カスパール(クリストファー・フルフォード)とその恋人ヨハンナ(ヨハンナ・テア・スーグ)が結婚すると聞いた時も、彼女を娼婦扱いする怒りようだった。肺病でカスパールが亡くなった後は、息子カール(マルコ・ホフシュナイダー)の養育権を巡ってヨハンナと裁判で争い、勝ち取るとピアニストに育てるべく自分の全てを与えようとする。しかし、カールは伯父からのプレッシャーに耐えられず、自殺を図る。やがて、シンドラーはある結論にたどり着く。ベートーヴェンが愛した女性はヨハンナで、彼が溺愛したカールは彼の子であった。
レビュー

きりんさん
投稿日:2022-11-16
ベートーヴェンの「田園」については、こんな楽しい思い出がある。
農地が広がる田舎の村に住んでいた頃、「田園」のレコードをかけると1羽のヒヨドリがどこからともなく飛んできて3階のベランダのアンテナにとまり囀る(さえずる)のだ。
これは一体どうしたことか?
たまたまかと思ったが翌日も来る。
その翌日もレコードをかけるとやって来る。
信じられない思いで家族に知らせてその様子を見せた。
日の光と吹き渡る風に乗って、胸を張って、なんと輝かしくもあのヒヨドリはベートーヴェンに合わせて声高らかに歌うのだ。
これが一週間続いた。
「田園」第1楽章にベートーヴェン自身が付けたソネットは《田舎に着いた時の楽しい気分》だ。
たくさんの小鳥のさんざめきも楽譜に織り込んで、ベートーヴェンはこの瑞々しい第6交響曲を開幕させる。
♪ ♪ ♪
耳が聞こえないとはどういうことか、
それについては「ザ・トライブ」のレビューにすでに触れた。
モーツァルトが けたたましく笑ったあの映画「アマデウス」とは異なり、終始エキセントリックな本作のベートーヴェン像を、カメラは追っている。
中途失聴は辛かったろう・・
「彼は繊細過ぎたのだ。
より鋭く磨ぎすまされた剣こそ
時として もろく折れやすいように」。
(埋葬の場面での追悼辞)
♪ ♪ ♪
【使用曲】
交響曲 5「運命」作品67
ミサ・ソレムニス 作品123
ピアノソナタ 8「悲愴」作品13
交響曲 7 作品92
ピアノソナタ 14「月光」作品27-2
ヴァイオリン協奏曲 作品61 Vn.ギドン・クレーメル
ピアノ協奏曲 5「皇帝」作品73
交響曲 3「英雄」作品55
交響曲 5「運命」作品67
ピアノトリオ 4 作品70-1 ヨーヨー・マ他
ヴァイオリンソナタ「クロイツェル」作品47
交響曲 6「田園」作品68
「エリーゼのために」 Pfマレー・ペライア
(ロッシーニ)オペラ「泥棒かささぎ」
交響曲 9 合唱付き 作品125
弦楽四重奏曲 作品130 ジュリアードSQ
そしてエンドロール
ピアノ協奏曲 5「皇帝」作品73
♪ ♪ ♪
ピアノソナタ「月光」を
ピアノに横顔を押し当てて、聴こえない耳で、“骨伝導”で、自作の「月光」を聴く姿。
嗚呼、汝ルードヴィッヒ、
あの姿は、誰も見てはならない彼のプライバシー。秘して隠されるべきものだった。
いいシーンだった。
この映画のために録音をし直したという指揮者のゲオルグ・ショルティも、そしてピアニストのマレー・ペライヤも、
それぞれの演奏は真摯で篤い。
『楽聖』ベートーヴェンの胸像に、彼ら演奏者たちもじっと耳を押し当てて、偉大な作曲家の声なき声を黙して聴いているようだ。
そうやって聴こえぬ耳のベートーヴェンの心音を、彼らも魂で聴き取ろうとしているように思われる。
― それが判る、どれもこれもが素晴らしい演奏のサウンドトラックだった。
♪ ♪ ♪
ベートーヴェンはたくさんの書簡を残しており、日記もあったようだ。それらを読んだことはないが、劇中の彼の台詞にはそれらの言葉が散りばめられており、それが物語の牽引役に用いられていたのだろう。
第九の「歓喜の歌」にまさかの子供時代の虐待の傷を重ね、そこから走って逃げる光景は胸が痛い。
解放と慰めの宣言として、ベートーヴェンは高らかに、そして温かく自らの傷(トラウマ)からの癒しのために、あの大合唱を歌って聞かせていたわけだ。
ベートーヴェンは「ハイリゲンシュタットの遺書」と呼ばれるものを書いてるし、晩年この第九発表前の10年ほどは作曲も演奏もしていなかった。やはり精神を病んでいたのだと思う。
彼の周囲で傷つけられた女性たちを何人も登場させ、しかしそれでも彼女たちがベートーヴェンの音楽に惹かれるがゆえに、女たちはベートーヴェンを赦し、受け入れていった様がこの映画の肝だ。
でも、素材と音楽がピカ一なだけに、人間関係のわかりにくさを招く脚本の散漫さは、少し残念であったが。
「私の苦悩は貧しい人々の運命を改善するために捧げられねばならない」
(ロマン・ロラン著「ベートーヴェンの生涯」)
この言葉が映画の不足を補って余りあるベートーヴェンの述懐であろう。
自身の苦しみから紡ぐベートーヴェンの人生と音楽。
慰めの音楽が、骨伝導で伝わってくる映画。
農地が広がる田舎の村に住んでいた頃、「田園」のレコードをかけると1羽のヒヨドリがどこからともなく飛んできて3階のベランダのアンテナにとまり囀る(さえずる)のだ。
これは一体どうしたことか?
たまたまかと思ったが翌日も来る。
その翌日もレコードをかけるとやって来る。
信じられない思いで家族に知らせてその様子を見せた。
日の光と吹き渡る風に乗って、胸を張って、なんと輝かしくもあのヒヨドリはベートーヴェンに合わせて声高らかに歌うのだ。
これが一週間続いた。
「田園」第1楽章にベートーヴェン自身が付けたソネットは《田舎に着いた時の楽しい気分》だ。
たくさんの小鳥のさんざめきも楽譜に織り込んで、ベートーヴェンはこの瑞々しい第6交響曲を開幕させる。
♪ ♪ ♪
耳が聞こえないとはどういうことか、
それについては「ザ・トライブ」のレビューにすでに触れた。
モーツァルトが けたたましく笑ったあの映画「アマデウス」とは異なり、終始エキセントリックな本作のベートーヴェン像を、カメラは追っている。
中途失聴は辛かったろう・・
「彼は繊細過ぎたのだ。
より鋭く磨ぎすまされた剣こそ
時として もろく折れやすいように」。
(埋葬の場面での追悼辞)
♪ ♪ ♪
【使用曲】
交響曲 5「運命」作品67
ミサ・ソレムニス 作品123
ピアノソナタ 8「悲愴」作品13
交響曲 7 作品92
ピアノソナタ 14「月光」作品27-2
ヴァイオリン協奏曲 作品61 Vn.ギドン・クレーメル
ピアノ協奏曲 5「皇帝」作品73
交響曲 3「英雄」作品55
交響曲 5「運命」作品67
ピアノトリオ 4 作品70-1 ヨーヨー・マ他
ヴァイオリンソナタ「クロイツェル」作品47
交響曲 6「田園」作品68
「エリーゼのために」 Pfマレー・ペライア
(ロッシーニ)オペラ「泥棒かささぎ」
交響曲 9 合唱付き 作品125
弦楽四重奏曲 作品130 ジュリアードSQ
そしてエンドロール
ピアノ協奏曲 5「皇帝」作品73
♪ ♪ ♪
ピアノソナタ「月光」を
ピアノに横顔を押し当てて、聴こえない耳で、“骨伝導”で、自作の「月光」を聴く姿。
嗚呼、汝ルードヴィッヒ、
あの姿は、誰も見てはならない彼のプライバシー。秘して隠されるべきものだった。
いいシーンだった。
この映画のために録音をし直したという指揮者のゲオルグ・ショルティも、そしてピアニストのマレー・ペライヤも、
それぞれの演奏は真摯で篤い。
『楽聖』ベートーヴェンの胸像に、彼ら演奏者たちもじっと耳を押し当てて、偉大な作曲家の声なき声を黙して聴いているようだ。
そうやって聴こえぬ耳のベートーヴェンの心音を、彼らも魂で聴き取ろうとしているように思われる。
― それが判る、どれもこれもが素晴らしい演奏のサウンドトラックだった。
♪ ♪ ♪
ベートーヴェンはたくさんの書簡を残しており、日記もあったようだ。それらを読んだことはないが、劇中の彼の台詞にはそれらの言葉が散りばめられており、それが物語の牽引役に用いられていたのだろう。
第九の「歓喜の歌」にまさかの子供時代の虐待の傷を重ね、そこから走って逃げる光景は胸が痛い。
解放と慰めの宣言として、ベートーヴェンは高らかに、そして温かく自らの傷(トラウマ)からの癒しのために、あの大合唱を歌って聞かせていたわけだ。
ベートーヴェンは「ハイリゲンシュタットの遺書」と呼ばれるものを書いてるし、晩年この第九発表前の10年ほどは作曲も演奏もしていなかった。やはり精神を病んでいたのだと思う。
彼の周囲で傷つけられた女性たちを何人も登場させ、しかしそれでも彼女たちがベートーヴェンの音楽に惹かれるがゆえに、女たちはベートーヴェンを赦し、受け入れていった様がこの映画の肝だ。
でも、素材と音楽がピカ一なだけに、人間関係のわかりにくさを招く脚本の散漫さは、少し残念であったが。
「私の苦悩は貧しい人々の運命を改善するために捧げられねばならない」
(ロマン・ロラン著「ベートーヴェンの生涯」)
この言葉が映画の不足を補って余りあるベートーヴェンの述懐であろう。
自身の苦しみから紡ぐベートーヴェンの人生と音楽。
慰めの音楽が、骨伝導で伝わってくる映画。
鑑賞日:2022年8月15日 DVD/BDで鑑賞
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