フック
劇場公開日:1992年6月20日
解説
大人になって昔の記憶を失ったピーターパンの再生しての冒険を描くファンタジー。監督は「オールウェイズ」のスティーヴン・スピルバーグ、製作は同作のキャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャルのコンビとジェラルド・R・モーレン、エグゼクティヴ・プロデューサーは原案・脚本も兼ねるジム・V・ハート、ジェームズ・M・バリーの戯曲を基に、原案には「タップ」の監督ニック・キャッスル、脚本にはマリア・スコッチ・マーモが加わっている。撮影は「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」のディーン・カンディ、音楽は「JFK」のジョン・ウィリアムス(2)が担当。
1991年製作/アメリカ
原題または英題:Hook
配給:コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1992年6月20日
ストーリー
ピーター・バニング(ロビン・ウィリアムズ)は仕事中毒と言うべき40歳の企業付弁護士。妻モイラ(キャロライン・グッドール)、11歳のジャック(チャーリー・コースモ)、7歳のマギー(アンバー・スコット)という家族がいる。子供たちは四六時中仕事にかまけているピーターのことが大いに不満だ。ジャックが楽しみにしていた少年野球の応援もすっぽかした。クリスマス休暇に、バニング一家はモイラの祖母でピーターを孤児院から救ったというウェンディ(マギー・スミス)をロンドンに訪ねる。一家はウェンディの邸宅でしばらく暮らすことになるが、ある夜大人たちが外出先から帰ると、子供たちの姿はなく、ドアには脅迫文があった。「親愛なるピーター、子供を助けたければ姿を現わせ。ジェームズ・フック」何が起こったか見当もつかないピーターに、ウェンディが真実を告げる。ピーターはウェンディが孤児院から救ったのではなく、本当はネヴァーランドからやって来た永遠の子ども〈ピーターパン〉だったのだと。信じられない思いのピーターの前に、小さな妖精ティンカーベル(ジュリア・ロバーツ)が現れる。ティンクはピーターをシーツにくるみ、ネヴァーランドへ向けて飛び立つ。島に着いたピーターを待っていたのは、腹心スミー(ボブ・ホスキンス)を従えた残忍なフック船長(ダスティン・ホフマン)だった。子供たちを前に、ティンクはピーターがピーターパンだと3日以内に証明してみせると言う。はずみで海中に転落したピーターは島の反対側に流れ着き、迷子の少年たちの助けを借りて、ピーターパンとなる特訓を受ける。約束の3日目、ついにピーターパンとしての記憶を取り戻したピーターは空を飛び、フック船長を倒し、無事に子供たちを救出した。そしてロンドンで目を覚ましたピーターと子供たちは、ネヴァーランドでの出来事を思い返すのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- スティーブン・スピルバーグ
- 脚本
- ジム・V・ハート
- マライア・スコッチ・マルモ
- 原作戯曲
- J・M・バリー
- 原案
- ジム・V・ハート
- ニック・キャッスル
- 製作総指揮
- ジム・V・ハート
- 製作
- キャスリーン・ケネディ
- フランク・マーシャル
- ジェラルド・R・モーレン
- 撮影
- ディーン・カンディ
- 美術
- ノーマン・ガーウッド
- 音楽
- ジョン・ウィリアムズ
- 編集
- マイケル・カーン
- 衣装デザイン
- アンソニー・パウエル
- 特殊効果
- エリック・ブレビグ
- 特殊メイク
- グレッグ・キャノン
- 字幕
- 戸田奈津子
受賞歴
第64回 アカデミー賞(1992年)
ノミネート
衣装デザイン賞 | アンソニー・パウエル |
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美術賞 | |
視覚効果賞 | |
メイクアップ賞 | |
主題歌賞 |
第49回 ゴールデングローブ賞(1992年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | ダスティン・ホフマン |
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