「なかなか面白い」不思議惑星キン・ザ・ザ 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
なかなか面白い
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以前よりタイトルは知っているけどあまり見る気にならなくて、アマプラで見つけて眠れなかった夜に見る。するとそれほど眠くなる内容ではない。ロシア人のおじさんと若者が異星に瞬間移動すると、そこはとんでもない身分階級社会であった。思考を読み取る機能が発達しているため、言葉が簡略化されている。
おじさんは気位が高くて順応するのに苦労するが、逆らっても何もいいことがないと知ってからは下位身分の変なポーズをするようになる。マッチがやたらと価値が高い。地球での金のような扱いだ。そのうち二人と関わった異星人との友情が芽生えて、彼らを助けるために地球への帰還を棒に振るまでになる。時間を巻き戻してやり直すと、彼らは考えが全然ちがって物別れとなり、実にクールな展開だ。
当時のソ連のそのままの施設が異星の美術として扱われていて、地下トンネルや工場など見ごたえがある。
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