劇場公開日 1953年8月22日

「支離滅裂で先が全く読めない!まさに「夢」の世界」ふしぎの国のアリス ともさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0支離滅裂で先が全く読めない!まさに「夢」の世界

2022年3月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

アリスの後先を考えない幼すぎる行動に、うーんと思ってたけど、「もっといろんな人の忠告をきけばよかったわ」と泣き出すところでアリスのことが少し好きになった。
食べれそうなものなんでも食べてしまうとかギョッとするところはあるけど、振る舞いや言葉に上品さがあって割と好き。教育の行き届いたお嬢様ってかんじ。

お茶会シーンは特に、登場人物がみなとち狂ってて本当に頭がおかしくなりそうだった!「マッドハッター」って名前を聞いた時に、「なるほどたしかに」と思った笑

ディーとダムのところとか序盤は、長いし蛇足だな〜とは思ったけど、展開が全くよめなくて、道という道がなくて、ある意味飽きはなかった。
ヘンテコなキャラクターがたくさん出てきてみんな面白いけど、私は不気味な森のところで出てくる、道具に模した動物たちが1番好き!
全体通して、よくこんな展開やキャラクターを思いつくな〜というか組み立てられるな〜と、感心!先が全くよめない!
終盤の女王様のシーンは、色々と風刺を感じて特に面白かったかな?

夢の中って、たしかにこのくらい支離滅裂で、先が全く読めない!空間もキャラクターも歪んでて、夢の感覚をよく表現している映画だった!

とも