劇場公開日 2022年3月18日

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「才能職人たちによる罪深き映画です。」フォレスト・ガンプ 一期一会 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5才能職人たちによる罪深き映画です。

2008年11月23日

泣ける

笑える

楽しい

これが公開された当時、「ニューエイジ」なるサブカルがアメリカや日本で流行ってました。ニューエイジとは、この世界は霊的に出来ており、すべての出会いや偶然には「意味」という必然性がある、という考えです。ちなみに、わたくしは、これ信じてません。

本作はその流れを受けての映画で、監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス。この人は、演出が小洒落てて安定していい娯楽つくります。映画は基本的に嘘の世界なわけですが、あとはその嘘をどこまで本当に見せるかがポイント。この人は、ニューエイジという嘘も見事に映画の中で完成させ、感動作に仕上げてます。

その手腕にさらにリアルさを付け加えたのが、トム・ハンクス。この人は「ビッグ」の頃から好きでしたが、当時はコメディ俳優のイメージが強かった。本作やエイズ患者を演じた「フィラデルフィア」あたりからいきなり化けてきましたね。力むことなく、自然体で、名演技をする。

これだけの映画をつくってしまうと、当然、世の中ニューエイジがさらに流行ったわけです。

あんゆ~る