「フォレスト・ガンプという文句を言いにくい人格をフィルターに」フォレスト・ガンプ 一期一会 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
フォレスト・ガンプという文句を言いにくい人格をフィルターに
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死ぬまでに一度は観ておかなきゃ、とずっと思っていた映画の1つでした。
あまり面白いとは、私は思えなかったかな。寝なかったから、つまらなくはなかったけれど。上映当時に観ていたら、どう感じていたかは分からないけれど。
過去の歴史的映像に、トム・ハンクスを入り込ませる手法は、まるでドーピン
グ。
そういう手法がダメとは思わないけれど、この映画に関して言えば、私には悪ふざけとしか思えないです。
タイムリープのお話しだったら、映画の登場人物が歴史の中に入り込むということは、お話しの世界観の中で起こり得ることだと思います。でも、実際の歴史を改ざんするようなことを、お話しの柱として多用するはどうかな、と思う。
まあ、そもそも寓話なのだから、目くじらを立てる必要は無いのかもしれないけれど。
結局、そういうおふざけは、発達障害者で純朴なフォレスト・ガンプという文句を言いにくい人格をフィルターにして、アメリカの過去を全肯定している道具として使われている感じも好きではないかなー。
全体的に、纏わりつくような図々しいさみたいなものを感じてしまうので、何度観たとしても、好きにはなれない映画ではないかと思いました。
たぶん、余程のことがない限り、もう観ないと思うけれど。
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