劇場公開日 2022年3月18日

  • 予告編を見る

「優しさと厳しさの壮大な叙事詩」フォレスト・ガンプ 一期一会 たまさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5優しさと厳しさの壮大な叙事詩

2024年2月8日
iPhoneアプリから投稿

走る、人が走る。
それが能動的であれ受動的であれ、美しく、また印象的なシーンが多い。
それはどんな映像作品、また実際のスポーツ、ドキュメンタリーなどを観ても。

今作、何度みたかわからない。折に触れ観る。
今観ても素晴らしいと思う。
走る主人公を通し描かれるアメリカの近現代史。
主人公ガンプが光であれば、ジェニーが歩む道は陰だろう。
監督ロバートゼメキス、脚本エリックロス
シナリオ秀逸だ。心に刻まれるセリフの数々、主人公とともに歩む歴史。注目されたのは実際の映像にあたかもガンプがいたかのように見せるCG、VFXもそう。

ガンプは走る、ジェニーの声に背中をおされ、
美しい自然に囲まれたアラバマの家から、アメリカ近現代史の只中へ。

アラバマ大学黒人入学の現場、ホワイトハウスで歴代大統領に会い、ベトナム戦争に従軍、中国とのピンポン外交、ニクソン大統領のウォーターゲート事件に遭遇、ベトナム反戦運動ワシントンでの大集会…など

一方のジェニーは理想を求めながら、傷つき、満たされない思いを抱えながら生き、心身ともに疲弊していく。
そのさまが痛々しい。
傷ついたアメリカを体現しているかのように描かれる。

ガンプ演じるトムハンクス、名演。ジェニーのロビンライトの美しさ、ダン中尉のゲイリーシニーズも印象に刻まれる。

物語はガンプとジェニーを結ばせ、ダン中尉の苦悩と解放をも描き、親友ババの想いも成就させる。
ガンプの母の死、ジェニーの病による死も描きながら。
死は生の一部、というセリフの通りに。

現代2024年、アメリカの、世界の、混迷と分断はさらに顕在化している。
映画公開時から30年…

風に舞う羽はどこに向かうのか

たま
たまさんのコメント
2024年5月19日

トラ吉さん、共感コメントありがとうございます。

アメリカ人は、自ら歩んできた歴史に誇りを持っている、と作品をみて思いました。明暗ともに。でなければこのような作品は作られないのでは。
現代、アメリカもゆらぎ世界もゆらいでいる時代。

風に舞う羽は自分たち1人1人であり、時代でもあるか、とも思っています。

たま
たまさんのコメント
2024年5月19日

Qooさん、共感コメントありがとうございます。
フォレストガンプ、自分もとても好きな作品なんです。
コメディ俳優としてみていたトムハンクスの出世作でもありますね。

たま
トラ吉さんのコメント
2024年5月19日

素晴らしいレビューで感心致しました!!
最後の4行はとても共感です。
勉強になりました。

トラ吉
Qooさんのコメント
2024年5月2日

たまさん 共感コメントフォローありがとうございます( ˶'ᵕ'˶)

フォレスト・ガンプ大好きな映画です。トム・ハンクス出演作品の中でも最も印象的かもしれません。

Qoo