フェイクのレビュー・感想・評価
全35件中、1~20件目を表示
アル・パチーノと
名演技が光。。
細かいところがよく分からないが
そういうところはまぁいいだろうと思える人にとって、これは傑作だ。
スロースタートの映画で真ん中すぎ辺りまでそこそこ退屈だった。一つ一つのエピソードが面白くなく順番に説明していますという感じだった。でも全体構造がしっかりしていて最後はじーんときた。パチーノのくたびれた親父ぶりがぴったりはまっていた。本当に幅の広い役がこなせる名優だと思う。きっとアルパチーノじゃなかったらこんなにいい映画にならなかったに違いない。
ストーリーのメインになるアルパチーノとジョニーデップの死と隣合わせの恐ろしい世界・・と、平和で安全な世界が共存していて一人の人間が両方との世界を生きているという恐怖感が実に上手く描けていた。そしてアルパチーノたちとのドラマと家庭のドラマが両方ともきちっと描けていて脚本家としての姿勢の正しさを感じた。
細かい所に説明不足や多分大きな矛盾がある。例えば裏切りのエピソードが出てくるのだが、誰が何のために何の利益があって裏切ったのか?どうして船を手配する必要があるのか、どうしてそんな船持ってるようなお金持ちだとごまかすことができたのか?さっぱり分からない。それをきちっと描いたり説明したりしていると全体が崩れてダメになってしまうところを俳優の名演と演出の妙で乗り切っていた。
それとラストの音楽。
これだという派手なクライマックスもない。しかし「いやー映画って本当に素晴らしいものですね」ってのを感じさせてくれる素晴らしい映画だった。
潜入捜査はこの映画で知った
潜入捜査というものがある事を
この映画で知った気がします。
家族にもロクに会えない、
捕まえる相手と絆が深まって行く、
その相手にはいつ消されるか分からない関係でもあり、
死体の解体までしなければならない。
スゴい仕事があるもんだと思ったと思うのだけど、
今観ると、実話ベースなのでラストは消化不良と言うか
折角築いた関係性なのにふわっと終わってしまって、
ドラマチックなラストを期待してたのでガッカリでした。
若かりし頃のジョニーデップと
小者感溢れるダサいマフィア演じるアルパチーノの
コンビの絵がとても良かった。
特にゴッドファーザー、スカーフェイスの
あのアルパチーノがこのキャラなんだと言う
驚きがありました。
この作品からインファナルアフェア、ディパーテッド
と潜入物の良作に繋がって行くのかなと思うと
見て損はなし。
ジョニーデップとアルパチーノが並んでるだけで
観る価値ありと言う作品でした。
よくわからない
観終わったら知恵袋
アル・パチーノは素晴らしい
マフィアに潜入した捜査官と、落ちぶれたマフィアの交流を描く物語。
名優アル・パチーノと、若きジョニー・デップが共演した格調高いクライムサスペンス。
兎に角、アル・パチーノの演技が素晴らしい。弟分がボスに昇格したことへの妬み、評価されないことへの不満、弟分に見せる虚勢、それでもマフィアの世界から逃れられない初老のマフィア。それを、ものの見事に演じ切りました。
勿論、ジョニーデップも素晴らしい。そんな兄貴分に共感し、そして潜入捜査のストレスに蝕まれていく捜査官を熱演。物語を盛り上げていきます。
潜入捜査の緊張感や恐怖を描くシーン、あるいは二人の絆が深まるシーンをもう少ししっかりと描ければ、映画全体の深みと説得力が増したように感じられ、その点が残念に感じられます。
ただ、それでも評点4は付けられる良作だったと思いました。
アル・パチーノとジョニー・デップの演技を堪能するための映画
中々の映画ですね
ラストの名台詞に注目
FBIの特別捜査官ジョー・ピストーネによる、
NYのマフィアへの潜入捜査の記録がもとに作成された映画。
捜査官ジョーと
下っ端マフィアのレフティとの
関係にグッとくる!
実話ベースだと淡々と終わるタイプの作品も多々あるけれど、
これはラストまでがっちり見てほしい!!
✔︎ジョー(ジョニーデップ)
FBI、マフィア、家族…
板挟みになり苦悩するジョーを、
当時34歳のジョニーデップが演じています。
カッコ良すぎる。。
✔︎レフティ(アルパチーノ)
下っ端マフィアのアルパチーノなんて見たくないなあ
と思ってましたが‥
結果、見てほんとによかったです。
頑張ってるのになんか空回り、
でも世話を焼きで奥さん想いで動物好き(笑)、
どんどんハマっていってしまいました。
そして、ハマった挙句にあのラスト・・
ずるいです。
是非おすすめしたい一作です☺︎
ガチンコ名演対決
おとり捜査の恐怖
アルパチーノ扮するマフィアの一員であるレフティーの元へジョニーデップ扮するジョーピストーネFBI特別捜査官は入り込む事が出来た。レフティーは、ジョーを可愛がっていた。しかし、レフティーは30年働いてソニーに先を越されどぼついた。ジョーは、危険を犯して潜入捜査に務めるが、バレた時の報復はいかがなものか。ジョーが抜けたら仲間に入れたレフティーが殺される。いくら仕事とはいえ恐ろしい話だ。
いつ消されるか分からないマフィアの中で、仲間として信頼感を高めながら捜査にあたる潜入捜査の難しさ。実話に基づいた展開だが、家族は崩壊寸前だし、命の危険が迫る中で精神的にもぎりぎりのところで嘘をついて仕事を全うする勇気に感服したね。アルパチーノとジョニーデップの共演で迫力が増したよ。
静かなる友情
地上波放送だったのでカットがあったのか、少し話の展開や状況がわかりにくいところもありました。ですが鑑賞後に他の方の解説を拝読させてもらったので理解はできたと思います。
アルパチーノとジョニーデップの演技が良かったですね。特にジョニーデップはクールな役なのですが、微妙な表情の変化が素晴らしい。複雑な心情が伝わってきました。
アルパチーノもレフティという人物の性格が表れた演技で、説得力がありました。
マフィアへの潜入捜査をする話なので、緊張感が凄まじいです。ドニーの心労がひしひしと伝わってきます。これが実話に基づいているというから、なおのこと恐ろしい…。
あまり盛り上げるような演出はせず、静かに2人の友情を感じさせる雰囲気が自然で好きでした。
なによりレフティのラストのあのセリフ。グッときました。
カッコいいアルパチーノしか見た事なかったけど、 こんな情けない兄貴...
全35件中、1~20件目を表示