「ヒ弱な成り上がり群像」ビリー・バスゲイト 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
ヒ弱な成り上がり群像
アル・パチーノやデ・ニーロに遅れて、ダスティン・ホフマンがギャング役を、いや?「ディック・トレイシー」でも演じていたか!?顔の分別も付かない小物ギャングを!?
アクションスターが演技派に挑戦?的なブルース・ウィリスはキザ過ぎる、ニコール・キッドマンはサービス満点な若々しさ、そこに佇んでいるだけで様になる相変わらずなスティーヴ・ブシェミ、主人公ながら地味な顔と存在感の少年。
大物な雰囲気を醸し出す渋い形相のD・ホフマンが徐々に頭の悪いマヌケな存在に、最後のシーン含めて情けないギャングに様変わり。
裁判に勝つ為に田舎町で良い人のイメージを植え付ける件はコメディ映画にでもなりそうな、登場人物が入り乱れるシリアスな群像劇にするならコーエン兄弟とか、全体的に地味でテンポも悪く物足りなかった。
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