百万長者と結婚する方法のレビュー・感想・評価
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【”結婚は金目当てではなく、本当に恋した人とするモノだよ!”3人の美人モデルが大金持ちと結婚するためにイロイロと画策し奔走する中、真の結婚の意味に気付く姿をコミカルに描いた作品。】
■ニューヨークでモデルをしているド近眼のポーラ(マリリン・モンロー)、バツイチの大金持ちの男と結婚する計画を立てたシャッツィ(ローレン・バコール)、ロコ(ベティ・グレイブル)。
彼女たちはお金持ちとの結婚を夢見て、高級マンションを借り共同生活を始めマンション内の家具を売ってお金を作る。
そして、裕福な相手を見つけたり、お金はないが魅力的な男性と出会うといった経験を経て、彼女たちの結婚観が変わっていく。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作では”お金持ちと結婚する!”と考えて、色々と企んだ3人の美人モデルが、真の恋に気付く様をコミカルに描いている。
・個人的には、眼鏡を掛けたド近眼のポーラを演じたマリリン・モンローが可愛かったな。
<ラスト、シャッツィが老齢のお金持ちと結婚式を挙げる瞬間に罪の意識から、式をキャンセルし、自分に恋心を抱くトムの普段着の服装に何だかんだ言いながらも、彼の想いを受け入れる姿。
そして、ラスト、三組のカップルがカウンターで気取らない食事を摂った後に、トムが懐から札束を出してお金を払うシーン(で、それを見て、ポーラ、シャッツィ、ロコがずっこけるシーンは吹き出してしまったぞ!が)は笑えたなあ。
結婚はお金目当てではなく、本当に恋した人としないとね!>
主役はローレン・バコールみたいだけど
百万長者と結婚するため三人の女性が奮闘する話。
マリリン・モンローは近眼ネタで、ローレン・バコールは家具ネタで、ベティ・グレイブルはおっちょこちょいネタで笑わせてくれる。
存在感は群を抜いてマリリンです。
ローレン・バコールの映画である
マリリン・モンローの映画ではない。
言わずもがな、ローレン・バコールの映画である。セリフの中にも『アフリカの女王』の逸話が入っている。彼女こそ、ハンフリー・ボガート夫人。年の差26歳。
洒落た寓話だが、所謂、ハーレクイン・ロマンスものの元祖なのかなぁ。
東宝喜劇です
軽快な脚本と売れっ子スターをあてがわれたサラリーマン監督が手際よくチャチャッと撮影したような娯楽作品ですので、テーマ性とか無関係ですが、気軽でとても面白かったです。
雰囲気が松竹、日活、大映というよりは東宝で決まり。モンロー君、決して大根じゃないです。なかなか達者です。
3人の女性が魅力的
金持ちと結婚しようとする3人の女性の話。
マリリン・モンローも出てるが、主役はローレン・バコールだと思う。
お金持ちと結婚しようとしてだけど、ドタキャンしてガソリンスタンドの店員を選ぶと・・・という話。
1000ドル札というものが有る事を初めて知った。
後で調べたら、1万ドル札というのも有るらしい。ほとんど流通してないようだが。
個人的にはベティ・グレイブルに魅力を感じた。
68年前の作品だけど、未だに魅力ある作品だと思う。
あのオーケストラの長々とした演奏の意味がわからなかった。
最後の2分が凄い
1=DVDには、主演はマリリン・モンローみたいに書いてあったが、
この映画の主演は、ローレン・バコールだな
2=シャッツイは、発言が率直で判り易くて良い
面白くて笑える所が、捗捗あった
→ ただ、大笑いする訳でなく、淡々と映画が進んでいく感じ
3=最後の2分は凄かったし、笑った
シャッツイは、トム・ブルックリンを貧乏人と思っていたのに、
「資産総額≒2億ドル、株を多数保有、ビルと町も所有」と聞いた
そして会計の時、トムは千ドル札の束(推定100~200枚)を出し、
千ドル札で支払い「釣りは、いらない」の発言
→ 3人の女は、椅子から落ちた
4=小生、千ドル札なんて、映像では1970頃以来、久しぶりに見た
当時は1ドル360円だったから、1枚で36万円だった
この映画は、それより17年前の1953年11月 → 凄い
5=最後の2分で、小生はこの映画の評価が50%アップした
これが無かったら、1~2ケ月経ったら、
印象が相当薄くなる感じの映画だった
タイトルなし
本国USAでは人気があったようだがベティー・グレーブルが一番平凡。この頃から怖いオネーサンぽかったローレン・バコールだが、この映画では悪くない。でもこの映画の最大の見物は、何と言っても超ど近眼のマリリン・モンローの可愛さ❗
本作の失敗の主因は人気が爆発したマリリン・モンローを主演にして撮らなかったこと
マリリン・モンローはあくまで脇役です
ローレン・バコールが主演の映画です
お話はモデルの三人組がお金持ちを捕まえて結婚しよう大作戦の巻というラブコメディ
紳士は金髪がお好きがヒットしたので、その路線でもう一本という企画作品と思われます
ジェーン・ラッセルの代わりに、同系統のクールビューティーのスター女優ローレン・バコールを主演に据えてグレードアップ
マリリン・モンローは紳士は金髪がお好きでのローレライ役が大当たりしたので、その役柄にど近眼の設定を追加して更にコミカルにしています
ついでにもう一人おきゃんなベティ・グレイブルを加えて、男性の観客の女性の好みに全方位対応の布陣です
しかし出来上がった作品は、ジーン・ネグレスコ監督の割には大味で散漫なものになってしまいました
三人のお話がバラバラでまとまりもなく大団円となってしまうのです
マリリン・モンローはコミカルに吉本新喜劇風のギャグをイロイロやらかしますが、大して面白くもありません
彼女の魅力を引き出せているかというと大いに疑問です
監督が大スターのローレン・バコールをプッシュして撮っているところがそもそもの間違いでしょう
折角人気が爆発したマリリン・モンローを主演にして撮るべきだったと思います
それが本作の失敗の主因ではないでしょうか?
とはいえ衣装は無駄に沢山作ってどれも豪華で金が掛かってます
流石にアカデミー賞を獲るくらいです
モンローがキラキラ光るスワロフスキーをあしらった赤い水着を着て登場した時、説明役が「ダイアモンドは女性の親友と言いますが…」と紳士は金髪がお好きの名セリフを引用していますのはクスリとします
それでもモンローを観たい!
それに応えていることが、この映画を観る数少ない意義なのだと思います
冒頭の超大編成のオーケストラの長々とした演奏に続いて、これまた長いタイトルバック
そしてまたエンドにオーケストラ
これは監督の無意味なことを大掛かりにやっているというメッセージなのだと思いました
客が入るからといって中身のない企画映画を撮らされた監督のイヤミだったのだと感じました
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