劇場公開日 2023年7月28日

「ウクライナの戦争が始まってから気になっていた映画です。 さすがにイ...」ひまわり(1970) アル君のママさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 ウクライナの戦争が始まってから気になっていた映画です。 さすがにイ...

2026年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

驚く

ウクライナの戦争が始まってから気になっていた映画です。
さすがにイタリア映画だと日本の戦争映画とは全く違う雰囲気で、ヒロインも大和撫子ではなく、清楚でもない、むしろ強気の鉄の女。米倉涼子か小池栄子か?似てます。ソフィアローレン、そっくり!
イタリアらしい優男のアントニオの優柔不断さいい加減さが、逆に現実的に感じられます。
戦争の現実と、人間の弱さ不完全さ曖昧さがそのままスクリーンに描かれているようです。
大きな時代の流れに飲み込まれて人生が変わってしまうことはありがちなのかもしれません。戦争で命を失った人、人生が狂ってしまった人、大切な人を失くした人、その様な人は大勢いるのだと思います。そんな傷跡を心に残し静かに暮らしているのだと思います。

しかし、ロシアまで探しに行くのはすごいと思いました。日本女性にはできないことだと思います。行っても、あのおびただしい墓を見たら、諦めます。
それでもジョバンニは諦めず、探し当ててしまう。あのロシアのオバーサン、なんで教えちゃうんだろ。なんとなくヤバイってわかりそうなのに。
アントニオは戦争で死にかけたところを助けられて、帰れなくなった。しかし、ジョバンニがまさかに訪ねて来たら、会いたくなり、1人イタリアへ向かう。
断られて、帰国しようとするも、ストで電車が動かない。運命的に2人は再会するが、お互いに子供のあることを確認することに。
アントニオが、「僕は生まれ変わったんだ」と言った言葉が印象的でした。

この辺の行き違いのやり取りは男女七人秋物語を彷彿とさせるのです。あちらは桃子が、妊娠していなかったのでめでたくケンちゃんとお別れできたのですが、こちらは無理!
このような悲劇が今も世界で起きているのでしょう。

ヒマワリの花がこんなに悲しく見えたことはありません。
戦争はこの世に必要ありません。

アル君のママ
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