ヒッチャー(1986)のレビュー・感想・評価
全9件を表示
ヒッチハイクは乗せたらあかん!
怖いよ…恐ろしすぎるやろあんなもん…親切にして殺されるってどないなっとんねん!ルトガーさんはブレードランナーでも印象的やったけど、あの何考えてるのかわからん目が恐ろしい。
あの青年、実はジョンライダー自身やったりせーへん?(謎に警察まいたし)って思ったけどそれは考えすぎやった様子。ただ単に理不尽ホラーって感じ。ナッシュが気の毒すぎて…あの子ええ子やったよ。
面白い
ロードムービーで70年代のレガシーを引き継ぎつつ、サイコ感(人怖感)+ロボ感で80年代っぽくして、不思議な質感の映画だったと思う。単純にドンデン返しが次々に来て娯楽としてうまくできている。
とんでもない映画
80年代サイコ系ホラー。
たまたま乗せたヒッチハイカーに執拗に追い回され、殺されかけたり濡れ衣をきせられたりする。
でも殺せる場面はいくらでもあったのに殺さない。それどころか途中から主人公になぜか殺されなたいヒッチハイカー。
警察に殺されそうになるのも救ったりするし。
そんで勝手に考察。
結局、ヒッチハイカーは具現化した悪魔なんでは?
引き金を引かせた時点で人殺し=地獄なので、主人公の負け。なので、最後、主人公が妙に落ち着いてるのは、悪魔と一体になったからなのかと。
ただのシリアルキラーかと思いきやとんでもない映画だった😳
どこまでも追いかけてくるという恐怖
秋田県大館市にある東北唯一の単館常設映画館である「御成座」にて、本作を鑑賞してきました。とても雰囲気のある映画館ですので、今のご時世では遠方からの来館は難しいとは思いますが、一度は訪れていただきたいです。
「殺人ヒッチハイカーの恐怖を描いた作品」という程度の事前知識での鑑賞になりました。
結論ですが、これがなかなか面白いですね。1986年の映画なので当然映像の粗さなどは目につきますが、最近の映画では見られないCG無しの危険なカーアクションや爆発演出が観客を興奮させます。ストーリーも、シンプルに面白いですし色々と考察の余地を残す構成になっていたので、観終わってから頭の中で咀嚼するのがまた楽しい映画でした。ストーリー的にもシチュエーション的にも、スピルバーグ監督の70年代の古い映画である「激突!」を想起させますね。
・・・・・・・・
陸送の仕事をしていた青年・ジム(C・トーマス・ハウエル)は、客の車に乗ってシカゴからサンディエゴまでの道を走っていた。道中でジョン・ライダーと名乗るヒッチハイカー(ルドガー・ハウアー)を乗せたのだが、その男はヒッチハイクと殺人を繰り返す凶悪犯だった。ナイフを突きつけられ殺される寸前だったジムであったが、一瞬の隙をついてジョンを車から突き落として何とか生き延びる。しかしその後、ジムはジョンに目を付けられてしまい、執拗に追われることとなってしまった……。
・・・・・・・・
「ヒッチハイカーには気を付けよう」「拳銃を手に入れたら残弾の確認を怠らない」
私がこの映画を観て感じた教訓です。皆さんも心がけましょう。
本作のストーリーはいたってシンプル。殺人犯との追いかけっこですね。
殺人鬼を演じたルドガー・ハウアーは「ブレードランナー」にも出演していましたが、本当に何考えているのか分からない狂気を帯びたキャラクターを演じさせたら右に出る者はいないですね。本当に怖いですよ。
親切心からヒッチハイカーを乗せたのに、ヒッチハイカーが殺人犯で、そいつに延々と追いかけ回されるという巻き込まれ型サスペンスホラー。ジム君には同情します。逃げて逃げて、撒いたかと思えば唐突に出てくる。道中のガソリンスタンドに助けを求めたり警察に捕まったりして他の人の助けを借りようとするシーンが何度もありますが、その度にジョン・ライダーが先回りしていたり、警察を殺害したりして、結局はまた追われることになります。
ジョン・ライダーはジムを殺せるチャンスが何度もあるのに、殺さずに逃がすような場面が何度もあります。しかも、弾のない拳銃を持っているジムに銃弾を差し出したり、自分が持っていた拳銃を手渡したりするなど、反撃のチャンスまで与えています。ジョンはこの時どういう心情だったのか、想像するしかありませんが、何となく察することができるようなストーリー構成になっているのがなかなか上手いです。
ジョンがジム以外の人の前になかなか出てこなかったりあまりにもジムの行動を先読みした犯行を行っていたので、てっきり中盤くらいまでは「ジョン・ライダーという人物は存在せず、ジムが見ている幻覚だったりジムのもう一つの人格とかだったりするのかな」とか考えていましたが、完全に考えすぎでしたね。普通に警察に捕まってましたね。
個人的に、ラストのシーンはめちゃくちゃカッコよかったと思います。逆光の夕日をバックにたばこを吹かす主人公の影が長回しで映るシーン。あのシーンだけずっと見てたい。
古き良き、素晴らしい映画でした。多くの人に観てほしい名作です。オススメです!!
とてもよかった
高校生の時に映画館で見てその後レンタルビデオでも見た記憶がある。それ以来、25年くらいぶりで、とても楽しみにしていたせいか、思ったほど興奮せず、あまり怖くもなかった。ルトガー・ハウアーが一体何を考えているのか、若者を追い込んでどうしようと言うのか謎なのだけど、彼が勇敢で頭がいいから彼に引導を渡してもらいたかったのか、追い込まれているのはルトガー・ハウアーの方だったのだろうか。元々殺したいのと同時に自分も死にたがっていたのかと思うと行動が腑に落ちる。会ったばかりの主人公と行動を共にするヒロインは優しすぎるのではないだろうか。
顔がなんとも
ですよね。狙った獲物は執拗にに追いまわす。
怖いわ。
でも、なんで?
車から放り出されたのが頭にきたの?
でも、顔が怖くないから何かいまひとつ。
ヒッチハイカー殺人鬼の顔は、どちらかというと正義の味方ヒーローな感じがしたんですけど。
例えば、泉谷しげるの代わりに三浦友和が配役になっちゃった、みたいなね。
ただ、途中犠牲になった多くの人はお気の毒です。
特に、あの女の子。
ドキドキしました。
ヒッチハイクで車に乗っけてあげた男が実は殺人鬼で、無理やり車から突き落とすがどこまでもしつこく追いかけてきます。主人公の青年をただ殺そうとするのではなくて、周りの人間を巻き込んでは優しい青年の精神を苦しめてくるのです。行く先々で追いかけ回され、トラウマを植え付けられていくうちにだんだんと殺人鬼の思考がわかり、優しかった青年はどこにいったのか顔つきも変わっていきます。その過程がおもしろく、全てを終えた後の主人公の影が印象的です。
今年初めて鑑賞したのですが、とんでもない名作だとびっくりしました!見てよかったです。終始殺人鬼は自分を止めてくれる誰かを求めていたようでなんだか憎めないですね。悲しそうにも見えます。
あと、アメリカは何日運転しても荒野からは抜け出せないぐらいとても広い国なんだなぁと思いました笑
シンプルだが落ちはある
出だしから、どこまで内容引っ張れるのか気になったが、それなりに抑制が効いて最後まで飽きさせません。このテーマで1時間30分は持たない、という先入観は良い意味で裏切られました。途中、主人公の行動に?も感じたが、「助けてあげたい」「助けて欲しい」というキーワードが最後の方に浮かび上がってくる。警察で犬が登場するところは、妙にバイオハザード風の恐ろしさあるが、それ以外はむしろ登場人物それぞれの人物描写がメイン。落ちもあるのでもやもや感はありません。女の子の末路だけが、どうにかならなかったものか、無念、
全9件を表示