「ろくでもない中年」ビッグ・リボウスキ maduさんの映画レビュー(感想・評価)
ろくでもない中年
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ろくでなしリボウスキ“デゥード”と軍人上がりのウォルター、大人しいドニーのチームのボーリングおじさんトリオがずーっとボウリングやってるだけ。
なめられたままでいいのか?やりかえせと言われてお金持ちのビッグリボウスキ邸にのりこんで、マットを持って帰ろうとしたり、お金をねこばばしようとしたり、謎の事件や、リボウスキ邸の陰謀に巻き込まれそうになってるのに、ずっとボーリングしてる。なにこのおじさん達めっちゃ最高でしかない。お金も欲しいがボーリングの試合で勝ちたい謎の執着。何かアクションを起こすたびにトラブルしか生まないウォルターのウザさが、癖になる!車から飛び降りるシーンに爆笑。
なにか、よく分からないが大きく黒い陰謀が背景で起こってるのにデュード達の極めて小さな世界から物語が踏み越えてこないどくとくの映画の作りが好きだ。
ずっとウォルターに、話に入ろうとするたびに遮られて最後まで状況を1mmも理解できてなかったドニーがあんなことになるなんて、、、、。
振り回される役のブシェミが好きなのでめっちゃいい役だったけど!
ともあれ、終始ただボーリングやってるでっぷり腹のおじさんが、殴られたりカーペット盗まれたり、そもそもどうしようもねぇな〜な感じなのに、だんだん愛らしさすら感じはじめ、友情に涙することになる!
色味、矮小なストーリー、テンポ、カメラワーク、俳優達の演技どれをとっても最高。
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