「ウォルターが面倒くさい(笑)」ビッグ・リボウスキ ジンジャー・ベイカーさんの映画レビュー(感想・評価)
ウォルターが面倒くさい(笑)
コーエン兄弟の作品は本作が2作目。評判もいいので鑑賞した。
ストーリーは主人公ビッグリボウスキが同姓同名の人と間違えられ、複雑な事件に巻き込まれるというもの。
緻密な脚本とカントリーロック中心のサントラ、ジェフ・ブリッジスの好演により、見ていて痛快なコメディ映画になっている。ウォルターのラストまでの面倒くささは見ているこちらが腹が立つくらい(笑)。
ラストもセンスを感じる。
シュールな笑いや、食い違いによる笑いなど絶妙なユーモアで鑑賞者を笑わせてくる。これがコーエン兄弟の得意とするユダヤ的笑いやブラックコメディなのかと痛感させられる作品であった。
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