「記録映画」ハード・デイズ・ナイト supersilentさんの映画レビュー(感想・評価)
記録映画
最初に断っておくと、この作品は映画としての評価はゼロ。脚本、ストーリー、演技、演出、全てにおいて高校生の卒業制作を見せられてるかのようなつまらなさ。
でも、これはそういう見方をすべき類の作品じゃないのは言うまでもないこと。これは、ビートルズという歴史的なバンドの記録映画であって、その意味では、「動くビートルズ」のみならず、「演技まで披露してくれたビートルズ」という見方をすべきであって、その意味ではとんでもない記録映像。
おまけにミュージックビデオとして捉えるとまた意味が変わってくる。11曲分のMVを一つのストーリーとして並べて見せてくれていると考えれば、その凄さが少しはわかるかと思う。80年代になってようやく、MTVがマイケルジャクソンのスリラーでやったことを65年にその数十倍の規模感でやってるわけだから、いかにビートルズが特別な存在だったかを示してる。
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