「けっこうよかった」ピアノ・レッスン(1993) 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
けっこうよかった
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上流階級のお嬢さんの、ピアノの稽古と恋愛を描いた文学作品みたいな映画かと思ったら、全然ちがう。舞台が未開のニュージーランドで、原住民にピアノを教えていたら体の関係になる。主人公はバツイチ子持ちで再婚、口がきけない。いろいろな要素が想定外でびっくりした。主人公が頑固な性格で、距離を置きたいタイプだ。気の毒な身の上ではあるが、あんなのに振り回されるのはまっぴらだ。ピアノが潮につかったり、ドレスが泥だらけになったり、虫も多そうだし未開の地の生活はしんどい。
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