バンドワゴン(1997)
劇場公開日:1998年3月7日
解説
個性バラバラの4人がバンドを結成し、伝説のさすらいのマネージャーとともにドサ回りに出かけて繰り広げる青春ドラマ。監督・脚本はジョン・シュルツで、アンブリン・エンターテインメントでのメイキング製作をへて本作が監督デビューとなる。自身も80年代にコネルズというバンドのメンバーだった経験もある。製作はシュルツとアリソン・プール。共同製作はマイケル・シェヴロフ。撮影はショーン・モーワー。音楽はグレッグ・ケンドールで、演奏は劇中のバンド、サーカス・モンキーによるもの。キャストは主演のリー・ホームズ以下、ほとんどが映画初出演。
1997年製作/103分/アメリカ
原題または英題:Bandwagon
配給:大映
劇場公開日:1998年3月7日
ストーリー
ノース・キャロライナ州ローリー。バンド活動の盛んなこの街で、またひとつ新しいバンドが誕生した。シャイすぎて人前では歌えないヴォーカル兼ギターのトニー(リー・ホームズ)。エコロジーかぶれで少々マザコンが入っているドラマーのチャーリー(マシュー・ヘネシー)。いつもラリっていて他のバンドから煙たがられていたリード・ギターのウィン(ケヴィン・コーリガン)。口より先に手が出る時限爆弾男のベーシスト、エリック(スティーヴ・パーラヴェッキオ)。練習を開始した4人にステージのチャンスが巡ってきた。急遽決まったバンド名はサーカス・モンキー。練習の時と同じく目立たない場所に立ち、後ろ向きで歌うトニーに客は大ブーイング、喧嘩まで始まって初ステージは惨憺たる結果に終る。だが次は、有名バンドのメスが街に来ると聞いて見事前座を射止める。本番を前にナーヴァスになったトニーは、伝説的なさすらいのマネージャー、ライナス・テイト(ダグ・マックミラン)の「大切なのは客か、歌か」の一言で吹っ切れ、演奏は大ウケになった。自信のついた彼らはシングルを録音。おんぼろのバンも手に入れ、ライナスにマネージャーを頼んでツアーに出発。交代で運転しながら南部各州の十数都市を回る予定だ。滑り出しは順調だったが、ジョージア州でバンが故障してハイウェイに立ち往生。その時偶然カーラジオから自分たちの曲が流れ、狂喜乱舞する。だがせっかく決まったラジオ出演では、本番中に醜い言い争いをしてしまう。ツアーも終わりに近づいたテネシー州のナッシュビルでは、レコード会社のスカウトマン、トレバーが2日後にローリーで演奏するようにと声をかけてきた。もうツアーを切り上げてこの大きなチャンスに備えようというメンバーにトニーが断固反対したため、一行ははるばる次の街、ミシシッピ州ジャクソンへ。車を降りると、トニーが恋する金髪の美女、アンが待っていた。だが彼女のためにトニーがラジオ出演している間、彼女はチャーリーと親しくなり、トニーはあっさり振られてしまう。ひとり釣り糸を垂れるトニーは拳銃所持で投獄されてしまう。トレバーに保釈してもらったものの失恋の痛手でヤケになり、トニーはギターを線路に横たえる。やはり取ってこようと思った時にはすでに遅く、ギターは壊れてしまった。ともかくローリーのクラブにたどり着き、レコード会社の社長と具体的な交渉が始まった。援助はしてもらえるが、代わりに演奏リストの決定権すら奪われることがわかり、4人はこれまで通り自力でやっていくことを決める。ローリーでの演奏もしないという4人を残し、ライナスはひとりギターを抱えてステージに出て歌い始めた。彼のあとを受け、4人もやはりステージに出てゆく。
スタッフ・キャスト
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Wyn Knappケビン・コリガン
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Tony Ridgeリー・ホームズ
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Eric Ellwoodスティーブ・パーラベッキオ
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Charlie Flaggマシュー・ヘネシー
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Linus Tateダグ・マックミラン
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Chesterダグ・マッカリー