犯罪河岸のレビュー・感想・評価
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ジェニー・ラムール
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同じステーマン原作の「六人の最後の者」「犯人は21番に住む」で
売れない歌手ミラを演じたスージー・デレール
この作品では甘い言葉につられる
人妻歌手ジェニー・ラムールを演じているが
特に歌う場面で本来の実力を見せていた
この演出は恋人だったクルーゾーからの最後のはなむけかな
彼女を誘う、この辺を仕切っているらしいブリニョンの
コレクションは趣味と実益を兼ねていて
脅しの材料なんかにも使われるものなんだろうか
戦後すぐのパリを舞台にしていて
やっぱり油断も隙もあったもんじゃない、という話だが
ドイツ占領から解放された明るさも感じられた
植民地で戦って子連れ狼みたいになって戻ってきた
アントワーヌ警部(ルイ・ジューヴェ)が
住民の連携や嘘や沈黙
そして警官嫌いにも手を焼きながら
事件を解決してゆく
ジェニーの軽はずみな行動から起きる騒動だが
芸人はその軽やかさが魅力だったりする
ジェニーやミラはデレールなのかな
タイトルなし(ネタバレ)
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セクシーで自由奔放な妻と嫉妬深い旦那。
殺人を犯しながら平然とアリバイ作りをしている妻はなかなかの狸だと思っていたが、旦那に捜査の手が伸びると自首しようとした。
つまるところ、旦那のことを一番に考えていただけなのかと思うと憎めなかった。
サスペンスとしては決してレベルの高い物語ではないが、結果的に妻も無実でハッピーエンド。
気分よく観終えることができてよかった。
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