春の河、東へ流る

劇場公開日:

解説

日中戦争を背景に日本侵略下の男女の出会い、結婚、別離をメロドラマとして描いた作品。新中国誕生直前に公開され、驚異的なヒットとなった。監督はツァイ・チューションとチョン・チュンリー。この二人は本作では脚本も書いている。撮影はチュウ・チンミン。美術はニウ・パオロン。音楽はチャン・チョンフォン。

1947年製作/中国
原題または英題:一江春水向東流
配給:東光徳間
劇場公開日:1993年2月3日

ストーリー

紡績女工の素芬(白楊)は夜学の教師忠良(陶金)と結婚し、一児をもうけ、幸せの絶頂にいた。しかし、戦火が上海に拡がり、夫は抗日のための救護隊に参加してしまうのだった。素芬は息子と姑を連れ上海から田舎へ逃れる。一方、捕虜となった忠良も戦火を逃げ延びていた。音信不通の二人に生き延びるための苦難が続く。抗日戦線勝利の日、忠良を待ち続けていた素芬は、女中として働く大工場主の館で開かれたパーティーで、主人然と振る舞う変わり果てた夫の姿に出会う。素芬は絶望し、河に身を投げる。

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