遥かなる大地へのレビュー・感想・評価
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【19世紀末、旧弊的なアイルランドから新天地アメリカへ渡った身分違いの男女の恋物語。】
■西アイルランドで家族とつつましく暮らしていたジョセフ(トム・クルーズ)。ある日、地主へのデモ騒動に巻き込まれて死亡した父の復讐を果たすため地主のもとを訪れた彼は、そこで美しく破天荒な娘・シャノン(ニコール・キッドマン)に出会う。
やがて2人は土地を手に入れるためアメリカへ渡る。
◆感想
・今作は初めて鑑賞したが、25年前の作品なのにトム・クルーズとニコール・キッドマンが現在とほぼ変わっていない事に驚く。
それは、当時はご夫婦だった二人が、映画俳優として節制した生活を送ってきた事が判るからである。
簡単なようで、これは凄い事だと個人的には思う。
・ストーリー展開もアイルランド時代には身分さがあるが故に、距離を置いていた二人が旧弊的なアイルランドに旅立つシーン。
あくまで、シャノンはジョセフを上から目線で見ているふりをしているが・・。
<ラスト、ジョゼフが自らの土地を所有するシーンや、シャノンが”昔から好きだった”と告白するシーン。
今作は、壮大なスケールの作品なのである。>
個人的にロン・ハワード監督の最高作だと思う‼️
「デイズ・オブ・サンダー」で共演した後の、トム・クルーズとニコール・キッドマンが「次は何する?」「新天地アメリカの開拓ドラマなんかどう?」「いいわね」みたいなノリで製作した壮大なラブロマン大作‼️19世紀後半、アイルランドの農家の青年は地主の娘とアメリカへ渡る。ボストンでは金を奪われたり、バクチ打ちの餌食にされたり、賭けボクシングで連勝したり。そして娘とともに土地獲得競争に参加する‼️ここに西部劇でおなじみの痛快なレース場面が大画面いっぱいに展開する‼️どこまでも広がる大地‼️このクライマックスのランド・レースのスペクタクルは、幌馬車の大群、無数の人と馬によって大画面ならではの大迫力です‼️ただトム・クルーズは乗馬がかなりヘタ‼️手綱さばきがまるで出来てない‼️「M:i」シリーズで、車やバイクの扱いは天才的だったのに‼️そして死んだと思われたトム・クルーズがニコールに抱かれて生き返るハッピーエンドは、古き良き時代のアメリカ映画の復活みたいでダンゼン嬉しい‼️そして二人が旗を立てるラスト・カットに続いて流れるエンヤによる主題歌「Book of Days」がこれまた神曲‼️ビビッときますよ‼️
感想
願望の詰まった、憧れのような物語。
トム・クルーズはひたすらかっこいい。
見せ場ばらけで、それを堪能する。
この髪型よかった。
ニコール・キッドマンは世間知らずで気の強い女性。媚びたり怯えたりせず意見をする。眉が凛々しくて魅力的。
トムクルーズの目や笑顔のまま話す口元が、生意気で物怖じしない若者の役に合う。
生々しくせず、ドキドキを散りばめて、最後まで爽やかに終わる。
夢を追い、気持ちを共有する二人を見て満足できる。
小作農として将来のない青年が、
地主の邸宅に忍び込み、殺そうとするところから物語が動き出す。
初登場シーンから、凛とした意志の強い女性全開のニコールキッドマン
三枚目役も意外にハマるトムクルーズ
当時、実際にご夫婦だったと知り、驚いた。
身分の違う二人がしだいに惹かれ合い、三日三晩飲まず食わずで忍び込んだ家で、甘いキスをするシーンが良かった。
ラストは、ランドラッシュの壮大さを感じる爽快ねシーンが心地よく、やや長尺の一本をあっという間に観ることができた。
本当にあったランドラッシュ
貧しい小作農のジョゼフと大地主の娘シャノンが土地を求めてアイルランドを出てアメリカに行く話。
小作農の苦しみのお陰で何不自由なく暮らしていたシャノン。
窮屈な上流社会に嫌気が差していた。わがままにも感じるけど。
アメリカの「ただで土地あげます」みたいなチラシを大事に取ってあったらしい。
ちょっとそこが不思議。土地まだ欲しいの?と。
結局後になり小作農の反乱により豪邸を失うのだか、土地があるっていうのはとにかく強みだね。
いろいろあって、最後にようやくオクラホマ。
偶然にも?二人はまた会うわけだ。ご都合主義だけど。
ランドラッシュのシーンは圧巻。
本当にあったらしい。
ビーチフラッグスのルールで土地を獲得するランドラッシュ。
何も先まで行かず、途中のそこでいいんじゃないの?と思ったあなた!(自分です)
ちゃんと川が近くにあるとか、調べておかないといけないらしい。
しかし暴れ馬を乗りこなすトムクルーズ、CGなし?スタントマンなし?だとしたらすごい。
最後に生き返るところが父親が息を引き取るシーンと重なるわけだけど、こっちはマジで生き返るのだ。
ややギャグのようで笑ってしまったけど。
「大草原の小さな家」でたまにインディアンが登場する。
そりゃ、追い出された方にしてみればたまったもんじゃないだろうな。
インディアンだって勝手に住んでいたのかもだけど。
広大なアメリカですら誰も住んでいない土地は19世紀にすらなかったのかな。
肥沃な土地は、ってことか。
土地ってもともと誰のものなんだろうか。
先祖代々住んでいる人が偉いのか。
と、しみじみ思うのである。
壮大な叙事詩
貧しいアイルランドの青年が苦労の末に新天地アメリカで念願の土地を手に入れる話と言ったら身も蓋もないが2時間20分の長尺だからそう単純に話は進まない、むしろ絶対に出会うはずのない男と女、まして新天地で結ばれるなんて奇跡のような物語、そのプロセスをじっくりと味合う映画でしょう。実際の夫婦でもあったトム・クルーズとニコール・キッドマンが熱演しています。
自身もアイルランド移民の子でオクラホマ出身のロン・ハワード監督が思い入れたっぷりに造った壮大な叙事詩です。
観る前は開拓時代の西部劇かと早とちりしていたが開拓史も終焉のアメリカ、物語の第二の舞台となるボストンはファイトクラブや市長とマフィアの癒着、淫売宿などが描かれアメリカの病巣の芽吹きが痛々しい。イタリア人が強いのは映画「ロッキー」を思わせて妙に合点がいってしまった。
クライマックスの陣取り合戦、題名は思い出せないが西部開拓映画で何回か見た記憶がある。早い者勝ちで旗を立てたものが土地を取得できると言う入植者新興策のオクラホマのランドラッシュは1889年から1895年にかけて5回行われている。映画は4回目の1893年9月16日正午に号砲がなったレースであろう。勝てば、なんと20万坪の土地を15ドルの手数料で手に入れることができたそうだ、実際には映画の地主夫婦のように抜け駆けをする者も多かったようでオクラホマ州は別名「抜け駆け州」(Sooner State)と呼ばれたそうだ、不名誉な話ですね。
搾取から逃れた自由の新天地で得た土地も元は原住民からの搾取、自由平等と弱肉強食のダブルスタンダードは根深いのである。名作「怒りの葡萄」にもつづられているが人々が競って手に入れたオクラホマの農地も後の干ばつで荒廃し多くの人が土地を離れたという。
時代や国は違っても安住の地のあることの有難味がひしひしと伝わってくる大作でした。
「いつか自分の土地を」トム・クルーズ 一 モダンな女ニコール・キッドマン
「ランドラッシュ」という言葉を初めて知りました。当時の様子が丁寧に描かれており、見応えが有りました。
意志的な女性シャノンを演じたニコール・キッドマンが凛として美しい。
アメリカの広大な土地をトム・クルーズを乗せ駆け抜ける馬、躍動感に溢れていました。
当時私生活でもご夫婦だったそうですが、美男美女で
とてもお似合いのお二人でした。
エンドロールで流れるエンヤの透き通った歌声がいい。
NHK - BSを録画にて鑑賞
遠回りしたけど
共通の目標がって、想いも通じているのに、歯がゆいぐらい愛情表現ができない二人が、安心のゴールで良かった。ずいぶん前に観たときはラストの開拓地競争のシーンが強烈だったが、メロドラマ的な色合いも悪くない。
トム・クルーズもキッドマンも若くて美しい。恋敵役のトーマス・ギブソンは、TVのFBI捜査官と随分印象が違っていて驚いた。
アイリッシュが渡米、夢にみた土地を手にする。ただそれだけの話だ。そ...
アイリッシュが渡米、夢にみた土地を手にする。ただそれだけの話だ。それだけなのに長丁場飽きることなく見られる。何故だ?監督ロン・ハワードの手腕か、主演2人の魅力なのか。
ユーモアあり、エキサイトする場面もあり。ニコールがトムのイチモツを確認するのは名シーン。
新婚夫婦の痴話喧嘩とラブラブっぷりを見せつけられているようでちょっとむかつくかもしれません(笑)
けっこうよかった
ガス灯時代のボクシングがたっぷり見れる。新しい開拓地を決定のが競争というのが面白い。トム・クルーズもニコール・キッドマンも若くてギラギラしていてすごい。ニコール・キッドマンにほれてるイケメンは貧乏人の家に勝手に火をつけるひどいやつ。
夢があってワクワクできる映画
いやー面白かったです!
こういうハラハラするけど夢があってワクワクできる映画は好きです。ラブストーリーも素敵。
しかしニコール・キッドマンは今でも美しいですが、この頃もほんとうに美しい(一番美しいと思うのは「ムーランルージュ」)。
若い時のトム・クルーズもかなりかっこいいです。
"夢"の強さ "欲求"の愚かさ
貧困、裕福、地代、地主、小作農民。お金や土地で渦巻く欲求という暗闇の中で生きた人間の生き様を描いた物語。夢に向かってまっしぐらのジョセフとモダンを求め、自らの足で家柄という拘束から逃げようとするシャノンの恋愛、そしてロマンを描いた物語である。
最後のシーンはやはりジョセフとシャノンの性格を改めて強調したシーンで、
シャノンは最も美しい土地を一番乗りで獲得できる状況で、ジョセフに土地を譲る、一方ジョセフは土地が目の前にあるにも関わらず、旗を刺さない。この二人は目の前にある欲求ではなく、それぞれの共通の夢を選んだのだ。
夢と希望に満ち溢れたこの映画を見事ランドラッシュを通して描いたロン・ハワードにあっぱれである。
トム・クルーズ!!
トム・クルーズは今は2枚目の役ばかりですがこの作品では3枚目を演じていて今とは違う雰囲気で凄く新鮮でした。
二コール・キッドマンも若くてきれいでした。
若い二人の純愛が心に沁みました。
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