「街角で歌の光景」巴里の屋根の下 bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
街角で歌の光景
お題のとおり、空と煙突から地上に降りていく導入とその逆のエンド。当時ではきっと大掛かりな撮影だったと思う。カットのアイデアは今に続いていると思う。
そして、街角で歌う人々。譜面を売って糧にする。こういう生業があったんだ。なかなか粋でオシャレ。主人公はちょっとかわいそうだったが、パリの空が包み込む。
さすがの名作。無声映画からトーキーへの転換期でセリフシーンは限られているけど、無理なくしっかりとドラマは通じている。スタッフは予算の中で知恵を絞ったんだろうな。
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