薔薇の素顔のレビュー・感想・評価
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患者の1人、バック(ランス・ヘンリクセン)の言葉”name's ...
患者の1人、バック(ランス・ヘンリクセン)の言葉”name's buck”というのが『悪魔の沼』からきてるのかと思った。
患者の自殺によって赤色だけが灰色になってしまったビル・キャパ。友人の豪邸にそのまま住んでしまうことになったけど、そんな場所に住む神経があるなら、もう治ってるような気もするのだが・・・
追突されたことで知り合った女性ローズ(マーチ)。あっという間に女好きの顔を取り戻すブルース・ウィリスであった。観たことあるのについつい激しい絡みを見たくなる。というか、思い出すのはプールでのセックスシーンばかり。最後がどうなったのかさっぱり思い出せないので、見ないと気がすまなくなるのだ。
リッチーとローズ、そしてボニー。ジェーン・マーチはセラピーに参加してた4人と医師2人と関係していたのだが、多重人格者という設定の上に児童虐待という・・・犯人はジェーン・マーチだろうなんて安易な想像もできるのだが、つまらない方向で騙されてしまう。お色気ばかりでなく、もっと多重人格の心理などを描いてもらいたかったところだ。しかもボニーとして3人付き合ってたわけだし・・・犯人が兄ってのもなぁ・・・もう見ないぞ。
異常だからが理由というのはすっきりしない
総合:65点
ストーリー: 55
キャスト: 70
演出: 60
ビジュアル: 70
音楽: 65
数々の異常者を剃り揃えて総出演のこの物語は、異常なことばかりがあって正直理解しづらい。犯罪を追及した作品としてみるとたいしたことはない。異常者がいかに異常であるかということに焦点が当たっていて、それが明らかになるときにその異常さを視聴者が感じるという筋立てである。だがそれほど洗練された良い物語とも思えない。例えばローズがみんなと関係を持つような異常性を見せる。何故そのような異常な行動をとるのかと疑問に思ったとき、異常者だからで済まされてしまう。全ての行動の理由の帰結が異常だからでは納得しがたい。
テレビ放送を見ると、かなり本編は編集されているようで、特に過激な場面は残念ながら編集されているようで、こちらのほうも堪能したとは言い難い。それでも「ラマン」以来ジェーン・マーチも見れたことだし、すっかりこのような役がはまっている彼女を、編集されていたとはいいつつ見れて良かった。
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