劇場公開日 2016年4月9日

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「人生の喜び」バベットの晩餐会 Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0人生の喜び

2014年11月29日
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楽しい

幸せ

萌える

バベットは芸術家だ。一世一代の「大盤振る舞い」は、芸術家としての、やむにやまれぬ彼女の衝動だ。献身ではないところが、渋くて粋でかっこいい。

バベットの料理の芸術を理解できるのは、社交界を知る将軍だけだ。
村人たちも、正しく受け止めてはいたが、言葉にすることはない。

芸術は、全ての人に等しい深さで享受されるものではなく、素養とか経験値を問われる残酷な一面がある。だか、圧倒的な本物を前にすると、誰もが感覚的な喜びを味わうことができる。

一方、恋の成就や夢の実現は叶わぬとも、置かれた場所でひたむきに花を咲かせようとする、姉妹の生き方もまた、芸術だと思った。

天使も微笑む生き方は、本格の芸術。人生の喜びを見た。

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Raspberry