花嫁はエイリアンのレビュー・感想・評価
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才色兼備
女エイリアンというとスペースバンパイアやスピーシーズのような怖い方が多い。「美女宇宙人の侵略(1962)」のように笑えるセクシータイプもあることにはあったが才色兼備というと本作くらいでしょう、これはスピルバーグが「ET」で優しい宇宙人を登場させた偉業と肩を並べることではないかと。ただ、こちらはもてない男の妄想でしょうからお子様向きではないですね。ストーリーはハッピーエンドの「かぐや姫」や「奥様は魔女」的なロマンティック・コメディです。
笑いのツボも日米で概ね変わらないのですが、ジミー・デュランテ(第二次大戦前後に活躍したボードビリアン)が劇中なんども登場しますが日本では余り知られていないので辛いところです。
見どころは地球人の風習に戸惑いながらも馴染んでゆくキム・ベイシンガーのコメディアンヌぶりでしょう、ダン・エイクロイドのあまり男臭くないないところも幸いして卑猥なエピソードをサラッと見せています、ここら辺が興味本位のB級映画と一線を隔しますね、上出来です。
お色気だけで
うわーどこにでもあるネタだけ使っているほとんどお色気だけでぐいぐい引っ張っていく。最後の方で結構トロくさい気分になったりするけどとっても楽しくてハッピーな映画だった。私はきっとこの笑顔を一生忘れることはないだろう。
オマージュ、パロディ
エイリアン・セレスタ役のキム・ベイシンガーが魅力的すぎるけど、ミルズの13歳になる娘ジェシーがよかった。アリソン・ハニガン。それに、ジェシーの友だちにジュリエット・ルイスが出演。目立たないはずの役どころなのに何故か目立つ。
全体的にチープな作り。B級ラブコメなんだけど、何回見ても楽しめるかもしれない。地球のことを2時間くらいで勉強して宇宙船で降り立ったセレスタと目玉の入ったバッグ。このバッグがまたドラえもんのポケットみたいで面白いんだけど、終盤になると、任務達成後に地球を破壊すると恐ろしいことを・・・
キス?わからない単語があると、壁に映像を投射する。そのキスシーンは色んな映画をつなぎ合わせたもの・・・まるで『ニュー・シネマ・パラダイス』ではないか!その他にも色んなオマージュがあるんだけど、それは次回のお楽しみにしとこ・・・(たいしたことはない)。
24時間で帰国しなければならないセレスタだったから、出会ったその日のうちにベッドイン。お国ではセックスなんてものがなく全て人工授精らしいから、最初からセックスが大好きになってしまったセレスタ。朝食にはディナー以上の数多い食事。レストランのメニューを盗ってきちゃったからなぁ・・・。それにしても電池を食ったり、車のバッテリー液を飲んじゃったり、ちょいと気持ち悪い。ラスト、結局地球に残ることを許されたセレスタ。代わりにステファニー王女のファンである、ミルズの弟ロン(ロヴィッツ)が美女に釣られて行っちゃったよ(笑)
The Man Who Came To Dinner
Casablanca
Mr. Deeds Goes To Town
The World's Greatest Lover
Brideless Groom
To Catch A Thief
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