バトルトラック2053

劇場公開日:

解説

核で汚染された未来の地球を舞台に、バトルトラックに乗りこみ安住の地を目指す8人の冒険行を描く、いわばB級SFアクション版「駅馬車」。監督・脚本はテレビ俳優出身のモンテ・マーカム、製作はウォルフ・シュミット、共同脚本はバック・フィンチとジェフ・ベガン、撮影はSFX出身のキース・ホーランド、音楽はキム・シャーンバーグとロバート・カーンが担当。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Neon City
配給:コムストック
劇場公開日:1992年2月1日

ストーリー

オゾン層が破壊され、放射能が大気を汚染し、わずかな人間とミュータントしか生き残れなかった2053年。アメリカ西部ではスキンズと呼ばれる流浪の盗賊軍団が猛威をふるっていた。彼らに襲われたレノ(ヴァニティー)は間一髪の所でバウンティ・ハンターのハリー(マイケル・アイアンサイド)に助けられる。しかし、レノが犯罪者の刻印を彫られているのを見取ったハリーはジェリコの町に彼女を連行した。だが、そこは犯罪者の飽和状態で移送が必要だった。そのうえ、ハリーは昔のレンジャー仲間(モンテ・マーカム)の策略でトラックバスの警護も引き受けるはめとなった。乗客は全部で8人。行商のコメディアン・ディック(リチャード・サンダース)、医師と名乗る青年トム(ニック・クラール)、謎の老東洋人ウィング(アルセニオ・ソニー・トリニダード)等ひと癖ありげな連中だった。その中にはハリーのかつての妻サンディー(ヴァレリー・ワイルドマン)もいた。ハリーはサンディーの生んだミュータントの子を殺した過去を後悔していた。彼らは皆、目的地である夢の町ネオン・シティに一縷の望みを託していた。度重なるスキンズの襲撃や過酷な異常気象などの試練の中、乗客たちのもうひとつの顔が明らかになっていく。ディックが売っていたのは安楽死の薬だった。彼を殺したトムは偽医者の殺人鬼。ハリーはそんな中、果敢に戦うレノに共感を抱く。ウィングは奮闘するハリーにレーザーガンを手渡す。彼の正体は実験の失敗でオゾン破壊を引き起こしたザンダーという科学者だった。放射能除去装置を破壊され、当局に追われる彼はひとり立ち去ってスキンズの最後の襲撃を乗り越え、バスはネオン・シティに到着した。しかし、サンディはトムによって殺される。死ぬ間際にハリーに許しを与えて、ハリーの怒りの銃弾はトムを貫いた。彼はレンジャーに「囚人は死んだ」と告げ、レノと手を携えて生き抜くことを決意した。

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