劇場公開日 1954年6月22日

「カザン監督らしい社会派ドラマ」波止場(1954) あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0カザン監督らしい社会派ドラマ

2018年8月20日
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無駄の無い脚本、白黒の特性を活かした深みのある映像、バーンスタインの音楽も重厚、何より役者達が皆素晴らしい演技を見せてくれる
エキストラに動員された波止場の港湾労働者=日本風に言えば沖仲仕達の人相風体や表情が本物だけに、ロケ地のNYのハドソン川の対岸ホーボーケンの殺伐とした空気感を見事に伝えてくれる

主人公のマーロンブランドと兄役のロッドスタイナーのタクシーでの対話シーンは名演技とはこの事だ!という凄さ

ヒロインも役設定にピッタリ
彼女にモーションをかけるマーロンブランドの演技がまた素晴らしい

見応えのある名作です

あき240