「ギャングの中のいい奴」波止場(1954) Tommyさんの映画レビュー(感想・評価)
ギャングの中のいい奴
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波止場を牛耳るギャングのボスに立ち向かう話。結局あそこまで腐敗しきって危険を脅かされる状況では自分だけ立ち向かっても多くは助けてくれず、むしろ白い目で見られ迫害されていく、という描写にリアルさ感じた。
しかしその状況で、普通だったら証言を終えた後、迫害されるのを恐れ地元を去ってしまうであろう所を最後まで1人で戦い続けるところに主人公の強さを感じた。その反面そこまで行って初めてその他大勢が動き出すというのは大衆のダメっぷりを感じさせてくれた。
神父の主張が強烈なのが新鮮だった。
若い頃のマーロンブランドも見れて良かったが、リー・J・コッブという「十二人の怒れる男」にも出ている役者がいい味を出していた。
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