「Let be me your partner.ロビンも登場のコミック色の強まったバットマン3作目」バットマン・フォーエヴァー アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Let be me your partner.ロビンも登場のコミック色の強まったバットマン3作目
監督がティム・バートンからジョエル・シュマッカーに変わった事もあってか前2作のダークな雰囲気と違って随分と明るくアメコミっぽさをました第3作目です。子供の頃に観た時にはあまりにも荒唐無稽なストーリーに辟易したものですが、改めて観てみると思いっきりエンタメ方向舵を切った作風が意外と楽しめました。
これまでとは俳優も一新して継続して同じ俳優なのはアルフレッドとゴードン警部のみ。バットマン側もヴィラン(悪役)側も当時としては豪華な俳優を起用しています。
新しくバットマンとなったヴァル・キルマー。あまり賢そうに見えない所がブルース・ウェインっぽくなくて残念だったのですが、今観るといかにも漫画な作風なのでこれはこれでありかなっと思えてきます。アメコミでは重要なポジションであるサイドキック(相棒の意味)であるロビンを演じるクリス・オドネル。現在はTVドラマに活躍の場を移していますが、当時は「三銃士」等に出演してて人気のある若手だったはずです。ニコール・キッドマンは相変わらず美しいですね。おかしなキャラクターばかり登場する映画に花を添えています。
ヴィラン側ではリドラー役のジム・キャリーが一番目立っています。バットケーブを破壊して回るシーンとか本当に楽しそう!トミー・リー・ジョーンズは何で出ちゃったの?っという印象を受けますが、その隣にいた2人の美女の内の白い方のシュガー役がまさかのドリュー・バリモア!?俳優としてキャリアを復活する前はこんな所に出ていたのですね。
作風をガラッと変えた事でアメリカでは前作「リターンズ」よりヒットしたようです。子供の頃に観ると雑なストーリーにNGを感じてしまうかもしれませんが、それを受け入れ一つの味として楽しめるキャパができた大人になって観ると意外と楽しめる作品でした。