バックドラフト

劇場公開日:1991年7月6日

解説

消防士兄弟の葛藤と日夜火災と戦い続ける男たちの群像を描いた大作ドラマ。放火犯探しというサスペンス・ドラマがサブ・プロットになっている。監督に「バックマン家の人々」のロン・ハワード。製作はリチャード・ルイス、ペン・デンシャム、ジョン・ワトソン。エグゼクティブ・プロデューサーはブライアン・グレイザーと「砂の惑星」のラファエラ・デ・ラウレンティス、脚本は「ハイランダー 悪の戦士」のグレゴリー・ワイデン。撮影は「オールウェイズ」のミカエル・サロモン、音楽は「パシフィック・ハイツ」など近年売れっ子のハンス・ジマー。特殊効果及びハイロテクニック(爆発と発火効果)はアレン・ホールが担当。

1991年製作/アメリカ
原題または英題:Backdraft
配給:UIP
劇場公開日:1991年7月6日

あらすじ

幼い頃、消化作業中に父(カート・ラッセル)の死を目の当たりにしたブライアン・マキャーフィー(ウィリアム・ボールドウィン)は職を転々とした末に、故郷のシカゴに新米消防士として戻って来た。彼が友人のティム(ジェーソン・ゲドリック)と共に配属された17小隊には兄のスティーブン(カート・ラッセル2役)や父の部下だったアドコックス(スコット・グレン)らがいた。着任早々、火災現場に向かったブライアンは、そこでスティーブンの英雄的な活躍を目にする。スティーブンのこうした勇敢な行動は、父の死の現場にいなかったという悔恨の念から来ていた。しかし、現場に駆けつけた火炎調査官のリムゲール(ロバート・デ・ニーロ)はこの1件を放火だと断言した。翌日、兄の家を訪ねると兄嫁のヘレン(レベッカ・デモーネイ)と幼い息子がいたが、二人は離婚していた。消防隊に入って幾日か経った頃、ブライアンは兄に負けじと訓練に励むようになる。そんな時、パーティーで昔の恋人ジェニファー(ジェニファー・ジェイソン・リー)から、彼女が秘書をしている市議会議員のスウェイザク(J・T・ウォルシュ)を紹介される。その場でブライアンは騒ぎを起こした。彼は有能だったが、あまりの無謀さゆえに司令補より上に出世することができないでいた。現場で炎を前に尻込みをするブライアン。弟を叱咤してスティーブンは踏み込んでいって少年を救い出す。ブライアンは自信をなくし、スウェイザフの言う通りリムゲイルの助手となる。彼は連続放火犯を追っていた。彼の話によると犯人は炎を熟知しており、バックドラフトを起こさせて、特定の人物を爆死させるだけで、火事を起こさせないようにしているという。ジェニファーとよりを戻したブライアンは死んだ3人が消防署跡地開発の利権を得ており、犯人の情報を得るためにスウェイザクが彼をリムゲイルのもとに送り込んだことを知った。スウェイザクが次に狙われ、助けようとしたリムゲイルは重傷を負う。ブライアンは放火常習者のサイコ、ロナルド(ドナハド・サザーランド)の助言を得た。そんな時、ティムが巻き添えをくって爆死した。ブライアンは兄を犯人と疑い火災現場で対決しようとするが、犯人はアドコックスだった。しかし、その瞬間爆発が起こり、スティーブンはアドコックスを助けようとするが、二人とも死亡。逃れたブライアンは父と兄の志を継いで消防士として生涯を捧げることを誓うのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第64回 アカデミー賞(1992年)

ノミネート

視覚効果賞  
音響賞  
音響効果編集賞  
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映画レビュー

4.5舞台となった米シカゴで当時活躍していた現役の消防士が多数出演。 何...

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波

舞台となった米シカゴで当時活躍していた現役の消防士が多数出演。
何年か前のシカゴ出張時、空き時間を使ってささやかなロケ地巡りをしたことを思い出す…。

信念を貫く消防士たちの勇姿は昨今、なかなか劇場で上映される機会に恵まれない。
数年前に続編製作の話も浮上しましたが、その後、続報は届かずどうなっているのだろうか……。

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大塚史貴

4.0炎のドラマ

2025年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

ドキドキ

 BSの録画を観ました。

 シカゴ市内の主要道路を6時間も閉鎖したり、6百人を超える現職の消防士のエキストラ参加など、市全体、アメリカ全土がこの壮大なスケールの作品に協力を惜しみませんでした。

 陰謀についても触れたり 大人のエッチなシーンもあって、飽きずに何度も観られる 魅力がある作品です。

ロン・ハワード監督が パンフレットで語っているのですが、「バックドラフトはアイリッシュの物語」で、「そこに氣付いてくれると嬉しい」そうです。家族の絆が強く、組織化が上手いアイリッシュの移民たちは、シカゴとニューヨークで、人がやりたがらない警官とか消防士とかの キツイ仕事に従事する人が多かった とのことです。

 今作で バックドラフト現象が 世に広く知られる ようになりました。
 また、消防士が 注目される きっかけになった映画です。高校生の頃、今作のVHSビデオを レンタルから借りて 同級生(彼の名前は 新作くん。苗字は ここでは教えません)の家で 一緒に観て、感動して泣いた記憶があります(新作くんが泣いた かどうかは定かでは ありません)。
 新作くんは 今 消防士です。

ーーーーー 続編のこと ーーーーー
 2019年に『バックドラフト2』(本編102分)が ビデオ映画として発売されました。ロン・ハワードが製作総指揮を務め、前作にも出演したウィリアム・ボールドウィン、ドナルド・サザーランドが同じ役で出演している正式な続編です。

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Don-chan

4.0父を目の前で亡くせば

2025年5月6日
iPhoneアプリから投稿

トラウマとなり、同じ職にはつけないだろう。アイルランド系?の消防士一家の次男の
幼い頃の記憶は重いと思う。
父の事故を見ていない兄はやはり消防士となる。しかも隊長。(父親と二役だよね?)

議員さんは見るからにって感じ。

ロバートデニーロの調査官はいい味出している。
彼のもとで、弟もまた成長できたのかな。
議員をあそこで仕留めたのはよかった。

兄は可哀想。

兄弟の愛情と葛藤、炎の映像、良い映画だと思います。観て損はない。

午後ロードの録画視聴にて。

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myzkk

4.0演出効果に今でも驚き、心震える物語

2025年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

驚く

 幼いときに消防士だった父を亡くしたブライアンは、職を転々としていた末、兄スティーブンが勤める消防署に採用される。そこでブライアンは、兄の活躍を目の当たりにする。そんな時、ブライアンは連続放火事件を調べていた火炎調査官のリムゲイルの下で働くことに。
 名作消防士映画。久しぶりの鑑賞で、やっぱり良かった。まるで生き物のような火の演出には、今でも驚かされます。オーソドックスな展開かもしれませんが、心震える物語でした。事件解決の糸口を見つける方法に「羊たちの沈黙」を思い出しました。どっちが先かと思ったら、なんと同じ年の制作でした。
 俳優、スタントマン、そして消防士を称えます。

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sironabe

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