バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3のレビュー・感想・評価
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みんなハッピーで良いんです
まぁ、Part3ということで、これはこれでいいんではないかな、と。改めて、とても良くできたシリーズでしたね。
さすがにPart3は、ちょっとネタ切れ気味で、恋愛要素なんか入れちゃって、新たな登場人物を加えないと話が持たなかったかな?
ただ、個人的にはジョン・フォードだったり、セルジオ・レオーネだったり、いろいろオマージュが散りばめられているのが楽しかったですね。ここモニュメント・バレーじゃんすか!みたいな。
勝手に考える私の結末としては、クララを残してマーティとドクは現代に戻り、戻れたことに安心はするものの、クララを残してきたことに落胆するドク。しかしそこに、クララと瓜二つの女性が突然、現れる。「ドクさん…ですか?」驚くドク。するとその女性は古びた手紙をすっと差し出す。それは1885年にクララが書いた手紙であり、1985年の今日この場所に現れるカウボーイ姿の白髪の男性に渡すよう、この目の前の女性の家族の中でずっと言い伝えられてきたものだった。そう、この女性はクララの子孫なのだった。ドクはクララの変わらぬ愛を改めて感じ、そして目の前の女性を抱きしめる。そしてその女性は、ドクを自分たちの家族、つまりクララの子孫たちの集う家へと招待し、二人は歩き始める。それを見て笑顔で、マーティはジェニファーのもとへ向かう。
どうでしょう? こんな結末もなかなか良くないですかね?
科学者ドクが主役だけど、大きな発明品はなし
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
今回はマーティよりもドクの話。彼が主役はるのならばもう少し科学者らしいへんてこな発明品を披露してもらいたかったが、恋愛を中心にしてありふれた展開の話に終わっていた。敵役もマクフライ家に重大な影響を与える因縁がある役柄というよりは普通の無法者だし、演出も過去の作品と変わり映えしない。その意味で新鮮味が薄れてきたという印象。
主役はドク!?
「1」や「2」とはだいぶ雰囲気が変わった印象だ。舞台設定が1885年のいわゆる西部劇の時代だということもあるだろうが,今までのシリーズのように過去・現在・未来を行ったり来たりしなくなったことも大きく影響していると思う。
訪れた先の時代で繰り広げられるドタバタ劇が魅力のひとつではあったが,今回は歴史の流れに影響を与えてしまうようなハプニングはあまり起こらない。
もちろん,「はたして間に合うのか!?」というハラハラドキドキは健在だし,随所に散りばめられた「1」や「2」で見たことがあるシーンの繰り返し(もちろん,時代や設定は異なるのだけど)には,思わずクスリとさせられるけど。
「3」のストーリーの主軸は,ドクの恋愛ドラマ。ストーリーはありきたりと言えばありきたりで,ベタなことこの上ない。でも,「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の世界だからこそ,そのベタな作りがかえって人間味溢れるテイストを作品に与え,良い意味でのアクセントをもたらしているのだと思う。
3作品を一気に観たことで,このシリーズの面白さを再認識できた。
最高の三部作のラストは果たして…
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