バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2のレビュー・感想・評価
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未来から戻ってきたんだ
シリーズの中で1番面白い。ごちゃ混ぜに崩壊した銀河系を直す為未来と過去を奔走するお話。1の内容も織り交ぜられている上手な構成。
映画の骨組みは1と似たようなものになっていて、同じカフェに入り同じ(ビフの)血筋の奴に絡まれる。終いには肥やしに突っ込むのも同じ。しかし今回は未来のビフが過去のビフに干渉してしまうことで銀河系が捻れてしまう。
盛り上がるシーンが何ヶ所か用意されており、屋上からダイブするシーンやトンネルの外で引き上げるシーンなどとてもハラハラさせられた。楽しい映画。
そしてラスト、後は未来に帰るだけ!という所でドクが雷に打たれ1885年の世界へ。未来へマーティを送り届けた後の過去のドクの元へ走る。3へ繋げるラストがすごく素晴らしかった。
声優が違う
やはり2の印象も強くて 面白さとともに そして映画に追いついてない...
秀逸な前半に対して、後半の失速ぶりには肩透かし
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ロバート・ゼメキス監督による大ヒットシリーズ第2弾。本作では30年後の未来、2015年にタイムトラベル。
本作と完結編に当たる次回作『PART3』は同時に製作され、本国アメリカでは半年間の間を空けて公開された。尚、監督によると前作の衝撃的なラストは、あくまで「マーティとドクの冒険は、この先も続くよ」という意味のもので、当初続編の予定は全く無かったそう。
本作も続編、特に「2」における御約束のスケールアップの例に漏れず、前作以上の大騒動と複数の時代へのタイムトラベルが展開される。また、作品が分かりやすく「三幕構成」の作りとなっている。
【第一幕】
前作の衝撃的なラストからの幕開け。デロリアンで帰還したドクは、30年後の未来でマーティの息子が窃盗容疑で逮捕されるのを防ぐ為、彼とジェニファーを2015年の未来に案内する。ハイテク機器満載の未来を楽しみつつ、無事息子の逮捕される未来を回避したマーティだが、ほんの出来心から「スポーツ年鑑」を入手し、過去(現在)の世界で儲けようと企んでしまう。しかし、その企みを知った未来のビフに密かにタイムマシンを奪われてしまい、歴史が改変されてしまう。
【第二幕】
何も知らずに1985年に戻ったマーティとドクは、ビフが莫大な富を築いた資産家であり、マーティの義父である事、父ジョージが亡くなっている事を知る。ヒルバレーは元の美しさを忘れ、荒くれ者だらけの荒れ果てた世界となってしまっていた。真相を探ろうとマーティはビフに接触。ビフは、未来の自分からスポーツ年鑑を渡された事、ジョージを殺害したのは自分である事を語ると、マーティを始末しようと銃を手にする。全てを元に戻す為、マーティとドクは再び30年前の1955年に向かう事になる。
【第三幕】
1955年にやって来たマーティは、ビフが未来の自分からスポーツ年鑑を受け取る現場を目撃し、彼から年鑑を奪おうとする。しかし、肌身離さず年鑑を持ち歩くビフからは、中々奪うことが出来ない。苦労して年鑑を奪うも、短気が災いしてビフの挑発に乗ってしまい、年鑑を奪い返されてしまう。諦めずホバーボードでビフの車を追跡し、何とか年鑑を奪うことに成功したマーティは、今度こそ年鑑を焼却し、未来を元に戻す。
役目を終えて帰還しようとするマーティ達だが、雷の影響でデロリアンの年代設定が更に過去の時代に設定されてしまい、マーティを残してドクだけがタイムトラベルしてしまう。途方に暮れるマーティの前に、電報局の人間が現れ、70年前、1885年からドクが書いた手紙を受け取る。ドクを救う為、1955年のドクに協力を仰ぎに行くが、たった今(PART1の)マーティを未来に帰したばかりのドクは、混乱のあまり気を失ってしまう。
本作を語る上で誰もが語りたくなるのが、第一幕の2015年の未来世界についてだろう。現実の年代が作品で示された未来を追い越した今日だからこそ出来る答え合わせが楽しい。
マーティが手にする、自動で靴紐が結ばれる靴や、反重力で浮遊するホバーボードは、残念ながら(少なくとも一般社会の生活には)普及せず。しかし、80年代という時代を懐かしく思い、骨董店が経営されている点は、あの時代だからこそ放っていた輝きが現実でも根付いており、現代でも様々な形で表現されているのは確か。マーティが入ったレトロ喫茶で掛かっていた、マイケル・ジャクソンの『Beat It』は、今日も変わらず愛される不朽の名曲だ。
個人的に1番の面白ポイントは、3DCGで表現された『ジョーズ』のシーン(CGが今観るとあまりにもチャチなのはご愛嬌)。流石に迷惑になるので、あんな風に街中で3DCGが出現する事はないが、それこそ映画に於いても2015年の時点で3Dは一般化され、今やアトラクション型の4DXまで存在している。
また、『ジョーズ』が切り開いた“サメ映画”というジャンルも、作中では「PART19」と表現されていたが、今日でも『ロスト・バケーション』(2016)という秀作や『MEG』(18、23)シリーズのような一種の怪獣映画、低予算のキワモノ作品まで様々な作品が展開されているのを見るに、ある意味では現実がフィクションを追い越したと言えるかも知れない。
とまぁ、未来世界の描写は実にバラエティに富んでおり、マーティが未来の息子を救う為に、前作と似た構図でビフの孫であるグリフらを撃退する展開含め非常に楽しめる。しかし、マーティ達が現代に戻ってからは、ラストに向かうに連れてドンドン作品としての推進力や魅力を失っていってしまったのが残念だった。本作のスコアは、ほぼ全てこの第一幕の未来描写に対しての評価である。
第二幕で、ビフというガキ大将が巨万の富を得た事で荒廃した世界は、『マッドマックス』や『北斗の拳』を彷彿とさせる世紀末感で、恐らくあの時代ですら既視感しかなかったのではないだろうか?
父ジョージの死の真相も、一種の推理映画的側面を見せるのかと思えば、(分かり切っているとはいえ)アッサリとビフ本人が自分の仕業だと語ってしまう。また、何故ビフがジョージを殺害したのかの動機が不明なのも今ひとつ。早い段階で巨万の富を得たならば、ジョージなど気に留める必要もないとは思うのだが。ロレインを手に入れるのが目的なら、わざわざ彼女がジョージと3人も子供を儲ける前に始末した方が都合が良い(マーティが生まれなくなってしまうが、そこをどうカバーするかが脚本の腕の見せ所だろう)。
最も興が削がれてしまったのは、第三幕の1955年の舞台だ。私が、前作『PART1』を評価したポイントは、テンポ感の良さや脚本の推進力の強さなのだが、そうした前作の持っていた長所を今作は悉く台無しにしてしまっている。前作と同じ年代を舞台にした事で、必然的に前作の内容(一部シーンの再現等)を交えて展開される。そのため、同じ内容を別作品で再び見せられるというストレス、前作の内容と今作の内容が行き来しながら展開されるテンポ感の悪さが出てしまっているのだ。
また、前作では“両親の恋愛”や“未来へ帰る準備”、“過激派テロリストからドクを救う”といった様々な目的が展開されていたが、今作では“未来を取り戻す為に、スポーツ年鑑を奪う”という比較的地味な目的のみが展開されるので、物語として劇的な展開が少なくパンチが弱いのだ。年鑑を奪う上で展開されるアクシデントも、主となる目的自体が弱いので、「次どうなる!?」という緊迫感が薄く、コメディチックに見えてしまう。
唯一、第三幕で面白く感じられたのは、ラストの件だ。1885年からのドクの70年越しの手紙。それを受け取り、ドクの無事を確認したマーティは、1955年のドクに協力を仰ごうとする。しかし、ドクは気絶してしまい、「この先どうやって過去に戻るのか?」という強烈なヒキで次回へと繋ぐ。相変わらず、このシリーズは次回へのヒキが抜群に上手いなと感じた。
エンドロール前に披露される、1885年の西部時代で展開される更なる冒険の様子も、こちらの期待を煽るものだった。
元々、続編の予定が無かった上での『PART2』『PART3』2部作同時製作という性質上か、本作は次回作とセットで一つの作品なのだろうという印象を受けた。その為の付け足し、特にマーティが“腰抜け”と言われると必ずキレ短気キャラという設定は唐突感があり、「あれ?君そんな血気盛んなキャラだっけ?」と思ってしまった。前作の内容を踏まえた上でのやり取りや、後々活きてくる伏線の張り方は流石ではあるが、やはり何処か「人気によりシリーズ化した事での蛇足感」を感じざるを得ない部分もある。より壮大になっていく物語がどう幕を閉じるのか、完結編となる次回作に期待したい。
ビフ物語
タイムリープ系でこれに勝つのは無理では?
0284 タイムパラドックスはおいておいて
1989年公開
これほど時系列をうまく繋げたタイムマシン物は
それまでなかったのでめちゃくちゃわくわくした。
2015年はマーティは富士通に勤めていたのね。
入金振り込みはカード
クビ通達はFAX
ホバーボードや空飛ぶ車はない。
あー瞬間乾燥服も残念。
ユニバーサルのJAWS19までの各話宣伝は面白い。
何とか発端の事件は解決(というかそんなに問題か?これ)
するもののいったん未来から帰ってきた家のまわりの
不穏な空気。
このやらかしを元に戻すには1955年に戻る?
ジョニーBグッドの場面、二人のマーティは本当に衝撃的。
ようやく事も収まったと思ったら
デロリアンがどっかに吹っ飛んでしまった!
そのタイミングで手紙を持ってくる男。
ドクは生きている!
TO BE CONCLUDED
映画館の字幕では「さらに続く」だったと記憶。
この濃さで2時間を切ってる?!
やっぱりPART2って面白い!
95点
初鑑賞 1990年1月18日 北野劇場
パンフ購入¥400(税込み)
配給 UIP/ユニバーサル
OCT 21 2015 07 28
見るたびに気づく、伏線&回収。半端ない!
更なる冒険
タイムトラベルの影響で
時代の一部が変わってしまった
Part1の続編
高校生のマーティ・マクフライと
科学者、エメット・ブラウン:通称ドク
そして、マーティのガールフレンドの
ジェニファーと共に時空を超え
未来へと向かう。
(ジェニファー役が
クローディア・ウェルズから
エリザベス・シューに交代している)
此処では、マーティが、
1955年から戻り
ジェニファーに愛車を見せていた時
2015年の未来から戻ってきた
ブラウン博士が
「君たちの未来が大変」だと
空飛ぶデロリアンに、二人を乗せて
2015年の未来に
タイムスリップする。
2015年の世界では
空飛ぶ車が実用化されていて
タイムマシーン・デロリアンの
燃料が、環境に優しいゴミである事や
ドクが、秒単位で
天気を読む場面もあったり
マーティとジェニファーの
子供が危険だというので
様子を見に行くと
情けないありさまの息子がいて
そこで、
未来で暮らす息子と入れ替わり
ビフの息子と悪友達を相手に
1作目で見せたシーンの
未来版が観られるのも面白いです。
マーティの得意な
スケートボードも
浮遊するホバーボードになり
名シーンが増えましたね。
そして、
息子と入れ替わったマーティが
街にある
「Cafe’80's」に入るシーン
カフェ店内では
2009年に逝去した
マイケル・ジャクソンの
「今夜はビート・イット」が
流れていたりして
時代の流れやアイデアを
感じさせてくれるのです。
そして、
2015年のマーティが
起こした出来事が原因で
宿敵
ビフ・タネンが大金持ちとなり
マーティ達が戻った
1985年のヒルバレーの街が
悪夢のような状態になっていた。
それを、修正する為には
再度、1955年に戻る事になるが・・
Part2では、
ビフ(トーマス・F・ウィルソン)が
老人で、マーティが見つけた
スポーツ年鑑を盗み
こっそりデロリアンに乗って
1955年に行き
高校生のビフに届けてしまう事が
原因で、その後の人生が変わり
ビフが思いを寄せていた
母親ロレインが
(リー・トプソン)
ビフと結婚しているという悪夢。
それを、何とかする為に
再び、あのダンスパーティの夜に
戻るというストーリー展開です。
Part2では
ビフと結婚している母親を見て
気絶するマーティが目覚めると
例の如く、ロレインの声がして
でも、そこにいるのは・・・
3部作共、そのシーンがあり
笑える場面となっています。
特殊メイク効果もあって
驚きの姿に (゜o゜)
因みに、未来のマーティには
娘と息子がいて
娘が登場しますが
マイケルが女装していたり
かなり、頑張っています。
マーティの父親
ジョージ・マクフライを演じる
クリスピン・グローヴァーが
続編には出ないと言う事で
とても、残念でした。
映画では
ジョージのお墓があったりで
衝撃的(^▽^;)
海外ドラマ
「ファミリー・タイズ」で活躍していた
マイケル・J・フォックスは
この映画と並行しながら撮影に挑み
その多忙さは大変だった事でしょう。
タイムパラドックスがテーマの
Part2は、
未来・現在・過去が
複雑に絡み合うのでした。
2015年はとっくに過ぎたけど・・・
自分の息子の不祥事を解決しに未来へ。目的は達成したが、ちょっとした隙に老ビフが過去へ。1985年に戻ってみると、そこはビフが支配する世界。元の世界に戻すため、再び1955年の世界へ。ところがその1955年には1作目の自分たちがいた・・・アイデア自体は1作目に勝るとも劣らないものですが、なにぶん演出がバタついていますね。特に2015年のシーン。そしてマイケル・J・フォックスの女装シーン。作品の格を落としていると思います。いくらマーティの娘とはいえ、やはりリー・トンプソンかエリザベス・シューに演じてもらった方が・・・そして2015年のアイテム。ホバーボード、自動スニーカーは実現してますが、伸縮自在ジャケット、空飛ぶ車などはまだまだ。とくに空飛ぶ車に関してはデカいドローンみたいなやつを空飛ぶ車だって。やはりこの作品のデロリアンだよな〜
懐かしき、想い出は、色褪せず、ただ、ここにある、のだ‼️❓
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