「単純明快で前作同様楽しめる」バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
単純明快で前作同様楽しめる
前作のラストでマーティの息子が過ちを犯すことを伝えられ、それを防ぐために30年後の未来に行く。
タイムマシーンと言えば未来世界への旅行は夢の一つ。前作では過去の旅だったダメ今作は未来のお話かと思いきやあまり未来の話がメインではないのいつ見ても笑える。
今作はジェニファーも共に未来にいったが殆どストーリーには大きく関わらず、序盤に未来の息子を軽く助けただけで彼らもまたあまり関わりはない。
では今作の魅力はなにか。前作同様マーティ一家を邪魔するのはいつの時代になってもビフだった。
30年後の爺さんになった彼がスポーツの歴史の本を19
55年の過去の自分にタイムトラベルして渡しに行く。
その歴史がつまった本を手にして金儲けに成功したビフがまたも未来を大きく変えてしまう。
結局マーティとドクは1955年に戻ってビフと本の取り合いの鬼ごっこを終始するのが今作である。
こんな単純明快なストーリーだがやはり楽しめる。
1955年には前作同様未来からマーティがやってくるためこの時代には同じ年齢のマーティが2人存在するわけだ。
彼らと出くわさないよう必死にもがいたり、ビフの相変わらず荒々しい言動行動もまた憎たらしいが愛くるしい。
結局はマーティ、ドク、ビフのお話にはなるがこういう単純明快だがハラハラさせるザ娯楽作品はやはりいつ見ても面白い。
また現在見るとこの作品で描かれている2015年と5年前の2015年を比較する事ができるのまた面白い。
空飛ぶ車は流石にまだまだ先の話になりそうだが、この世界で描かれている未来よりよっぽど現実の方が画期的で且つ便利な世の中ではないか。想像を超える未来を人類は実現しているのだから凄い。
来週もまたチネチッタのライブサウンドの大迫力のスクリーンで締めの3作目を見るのを今から楽しみにしている。