「未来を変えようと思えてくる作品」バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 ツネミさんの映画レビュー(感想・評価)
未来を変えようと思えてくる作品
・午前10時の映画祭ファイナル 2020/03/16 T-JOY万代にてスクリーンは2度目の鑑賞
・1と交錯してて3とセットになってる印象が強いせいか、毎回ビフが活躍してロクでもない未来になるもしっかり懲らしめられるっていうのは何回見てもホッとする。何回も同じ映画観てると、今回は展開が変わってダメなんじゃないか?と思う時があるけど今回も大丈夫だった。
・ビフの家の生活感が少しわからなくて、母子家庭なのかなと思えてきて切なくなってしまった。母親?祖母?に束縛される息子、娘の関係を仕方ないと暗くならず、うるせぇ!って言ってパーティに行ったり仲間とほぼ犯罪みたいな事してたりしても何だかビフ個人が原因なのか?と思えてきて、ロクでもない未来にして最悪だけど、完全に悪者か?と思えてくる。ビフ、頑張れ!と思ってしまう瞬間もあり、権力を与えたくはないけど何か、刹那的に良い思いとか考えを改められる出来事とかないかなぁと思ってしまう。でもビフには無理か。
・毎回、マーティどうするんだ?とやきもきさせられるもドクとともに乗り越える姿は、観ていて元気になる。
・ラスト、落雷で消えてしまったデロリアンの直後に土砂降りの中、電報局からドクの手紙を手渡すシーンをすっかり忘れてて鳥肌が立った。
・タイムマシンが世界を壊滅に追い込む宇宙的な逆説だったかが起きるほどリスクのある事をしていて驚いた。
・未来の世界観をもっと観てみたくなった。当時の設定資料とか出てるのかな
・ビフがスポーツ年鑑を過去の自分に持って行って金持ちになるっていうのが2の肝だけど、年鑑を持っていった老ビフの人格や記憶はそのままだろうし、結局ビフは自分を救ったわけじゃなくて過去のビフを救いに行ったわけで結果、自分自身は様々な感情と、これでもう一つの自分の生活は金持ちだ!と胸を躍らせて床に着いたのかなと思うと、それを確認できぬまま死んでいったりするのは、夢を見ているのと大して変わらないような気がした。マーティ達は確かにたまったもんじゃないから、あ、単純にマクフライ家への復讐だったのかな。と書きながら思った。そう思うとビフは本当にロクでもないな。
・マーティのお母さんが、お金がないからビフと結婚したというシーンが辛くてたまらなかった。