バスケットボール・ダイアリーズのレビュー・感想・評価
全13件を表示
見入ってしまう
レオナルド・ディカプリオはちょっとした不良だがバスケに夢中のいい少年だった。
が、親友の死をきっかけにドラッグに手を出し、問題を起こしてバスケ部も退部に。
あとはとことん落ちぶれ、母親と喧嘩して家出し、ヤク欲しさに犯罪にも手を染める。
何とか立ち直ろうとするが、どうしてもヤクへの依存を断ち切れない。
ボロボロになって道に倒れていたところを古いバスケ仲間に救われる。
この黒人はいい奴で、何とか立ち直らそうとレオを部屋に監禁する。
ようやく良くなってきたかと思われた時、黒人が外出した時に脱出してしまう。
で、昔の仲間と落ち合って再びヤクに手を染め、トラブルから仲間が人を殺してしまう。
もう嫌になって母親にすがろうとするが、母親は家に入れてくれず、警察を呼ばれてしまった。
母としても苦渋の決断である。
色々な罪があったので刑務所暮らしになり、そこで立ち直る。
出所後、昔の仲間に出会ってまたヤクに誘われるが、今度は断る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
実話をもとにした話っぽかった。
レオはまだ若いが、演技がとてもうまかった。
ヤクは怖い。自分もボロボロになり、周囲の人々も傷つけてしまう。
つかまれば警察病院で中毒は一度治るが、再犯の可能性が異常に高いと聞いたことがある。
ヤクはやめませう。
実話だけに重いけど重要な作品
経済的に恵まれてはないけどごく普通の高校生がドラッグに溺れ堕ちていく様が描かれていました
軽い気持ちでドラッグに手を出したら、いとも簡単に中毒者になって薬ほしさに何でもするようになる、あっという間に犯罪者になっていく、とても重い作品でした
でも重いだけで終わらず、作品の主人公からの訴えたい事が伝わってくる作品で、観るべき作品と思いました
ドアを開けたいけど開けれないお母さんが切なすぎ
最初誰かわからなかったマーク・ウォールバーグ、こういう役がはまるジュリエット・ルイス、主演のディカプリオ、キャストもとても良かったです
この頃からディカプリオの演技力はすごかったですが、美少年すきるディカプリオが美しすぎました
結構重い
結構重い物語だった。レオのお母さんの立場が可哀想。この頃のレオが手足長いのに細すぎて心配になる。マーク・ウォールバーグがマッチョだから尚更。
ギルバート・グレイプの次にこの映画に出て、演技が上手すぎて当時の人は本当にレオは障がい者なんじゃないかって思った人いそう。
ウルフオブウォールストリートでもヤク中の演技してるけど、良い感じに貫禄でてる。
マークは当時23歳で既に落ち着いている時期だろうけどめちゃくちゃリアルだった。10代の荒れてる頃って本当にこんな感じだったんだろうなぁ
若き日のディカプリオがすごい
昔一度観て印象に残っていた映画。
ドラッグにはまって、堕ちていく少年達の話。
ディカプリオの迫真に迫った演技がすごい。
線が細くて少年っぽいディカプリオ。
演技派の片鱗を見せてくれる、
ディカプリオがただものではない
バスケットボール…ていうから、どれだけ爽やかな青春が見れるのかと思えば、少年犯罪、麻薬中毒、ホモ、といいことがひとつもない、という。
内容は濃いし、ディカプリオがただものではないということを再認識できます。人格切り替えのスイッチが付いてるとしか思えん。よくもあんなに憑依できるものである。
あとマークウォルバーグはこの当時からガテン系。
全体的に地味で暗く、その印象がずっと続く一本調子。原作があるとはいえ、構成はイマイチかもしれません。
ヤクには手を出すな
麻薬に手を出すとこうなっちゃうよ、という教訓映画なのかな。ドラマの中盤からは、早く立ち直ってくれと願わずにはいられなかった。それほど演技が真に迫っていた。
残念なのは、途中全く関係のないレジーがジムを立ち直らせようと努力していたのに、それが後半に生かされていなかった。実際の体験に基づいているのだから仕方のないことなのだが、もう少し脚色してくれないと映画としての魅力が生まれないのではないだろうか。
アメリカの闇
ディカプリオ映画を次々見ている。
この映画は、最初はバスケットボールに打ち込む青年のみずみずしい明るさもあったが、次第に貧困、親の無理解、教師や神父などの堕落に絶望し、
やがてふと味わった麻薬から
抜けられなくなる話。
麻薬の恐ろしさが嫌というほど描かれる。
大人はもちろん、少年、青年にとっては、未来をも奪うもの。
しかし、かすかに明るさを感じたのは、
麻薬でぼろぼろになっていた彼を凍死からすくった黒人のおじさん。
彼はその後も、主人公の青年を見守る。
少年院から出た彼は、もう麻薬には負けない。
最後には作家、詩人、ミュージシャンとして、歩みだしたという終わりかたにほっとした。
ほっ、としたので4評価です。
実話の重み
ドラッグ映画が割と好きなので鑑賞。実話ということもあり、かなり重い作品であった。
ストーリーはとある青年が非行とドラッグにより堕落していく様子を描いたもの。
まず、印象に残ったのは俳優陣の演技が良かった。若きディカプリオとマーク・ウォールバーグがかなり役にはまってた。ディカプリオはギルバート・グレイプのときとはまた少し違った演技の上手さがあった。
演出は特に魅力は感じなかったが、垣間見える青年たちのスタイリッシュな画は新鮮だった。
映画としては無味なので、見ていて痛々しく、生々しいだけの気もする。しかしながら、リアリティがあってドラッグの恐怖を訴えている点は評価すべきかもしれない。
ドラッグ映画や青春映画が好きな人にはおすすめできる。
転落の怖さ
総合70点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
爽やかな青春劇というには常習的に窃盗をしたり喧嘩をふっかけたり強盗までしたりで登場人物がちょっとクズで、当初はあまり好きになれなかった。若きディカプリオが演じていても主人公の人物像に好感がさっぱり持てなかった。
しかしそのクズぶりが進展して転落していく様子が生々しくて、たとえちょっとクズとはいえ普通に社会に生きていた若者が、いかに本物の中毒者になり本格的なクズになっていくのかがわかるいい内容だった。元々犯罪者的な要素はもっていたのだろうが、薬のためにさらに何でもするようになり普通に犯罪でも嘘でも躊躇無く出来るのが怖い。この話が実話だったというのは知らなかったが、だからこそこれだけ現実感があるのだろう。
麻薬中毒者の少女が印象に残るなと思ったらジュリエット・ルイスだった。ちょっともったいない役柄だが、良く演じていた。
1度壊れたら…
1度手を出したら、もう元には戻れない。
薬物から抜け出せないまま生涯を終えるのか、欲望や誘惑に負けない精神を鍛えて、強い人間に生まれかわって(生きて)いくのか。
もう二度と観たくない位、しんどい(良い意味で)映画だったけど、それが良かった。
違法薬物の怖さが、よく伝わったから。
すごくよかった
チャラいホモ映画だと思っていたら全く違っていて、悲惨な麻薬映画だった。フレンチコネクション並にヘロインの禁断症状が怖かった。人が人でなくなっていく感じに身の毛がよだった。
まっすぐ生活していれば輝かしい人生が開けていただろうに、その分破滅的な感じが悲惨でたまらなかった。
しかしそうは言っても10代の何やっても楽しい多感な時期にヘロインなんかやったらさぞとんでもない快感だったのではないだろうか。
ディカプリオはこの先にヤクの恐怖を全く感じさせない『ウルフ・オブ・ウォールストリート』があるのも面白いなーと思った。
ジュリエット・ルイスが出ていた。
全13件を表示