バグダッドの黄金

劇場公開日:

解説

「有史前の女」のアルバート・J・コーエン製作の東洋冒険劇1953年作品。新人ウィリアム・ロバート・コックスのオリジナル脚本を「すべての旗に背いて」のジョージ・シャーマンが監督した。テクニカラー色彩撮影は「すべての旗に背いて」のラッセル・メティ、音楽監督はジョセフ・ガーシェンソン。主演は「犯罪都市(1951)」のヴィクター・マチュアで、「凸凹火星探検」のマリ・ブランチャードが共演し、以下「淑女の求愛」のヴァージニア・フィールド、ガイ・ロルフ、レオン・アスキンなどが助演する。

1953年製作/82分/アメリカ
原題または英題:The Veils oh Bagdad
配給:ユニヴァーサル日本支社
劇場公開日:1953年10月27日

ストーリー

16世紀中葉、バグダッドはオットマン帝国の統治者トルコ大帝スレマンの支配下にあったが、総督ハマンと家老カシムは山地の部族を手なずけて隠密裡に謀反を狙っていた。ある日カシムが山地で賊に襲われたとき、たくましい男アンター(ヴィクター・マチュア)が現われて彼の一行を救った。これは実は彼がバグダッドの官邸に入ってハマン一味を密偵するためにしたトリックで、先刻の賊も彼の仲間だった。バグダッドへ行って首尾よくカシムの私兵となったアンターはカシムの妻ロザンナが言い寄るのを利用して秘密を探ろうとした。ある日料亭に行ってそこで踊るセリマ(マリ・ブランチャード)の魅力に惹かれたアンターは彼女の楽屋を訪れ、短刀の紋章から彼女がカシムに殺された一部族長の娘であることを知った。密偵長のカファが捕らえられ、その知らせを受けたアンターは、単身地下牢を襲って拷問されていたカファを救い、セリマの楽屋に隠れた。そしてアンターは部下を連れてカシムの兵と偽って城内に入り込んだ。一行にまじってセリマも仇討ちをするべく潜入したが衛兵に発見され大乱闘が起こった。しかしついに善は勝ちセリマはめでたく本懐をとげアンターは新しい総督に任命された。そして一同の祝福のうちに2人は相擁した。

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