「大人になって観ると」バグズ・ライフ はやおさんの映画レビュー(感想・評価)
大人になって観ると
子どものころ何度も観てきた映画だったが、なんとなく十数年ぶりに観てみると、社会風刺的なメッセージ性を持つ、もっと深みのある作品だったことに初めて気づき、驚いた。
あの世界でのバッタとアリの関係は、私たちの社会で言う「搾取する雇用者」、「搾取される被雇用者」の関係を描いていると自分は考えた。そうすると、主人公(アリ)の「お前ら(バッタ)は俺たちがいなきゃ成り立たないんだ」みたいな発言は、被雇用者をこけにしてふんぞり返る雇用者に対しての、「搾取される側」の叫びを代弁した痛烈な一言だったと思える。
ちなみに「カイジ」の3作目でも、藤原竜也が同じようなセリフを叫んでいた。
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