「今は幻の駅、バウンティフル」バウンティフルへの旅 ♪エルトン シンさんの映画レビュー(感想・評価)
今は幻の駅、バウンティフル
イントロに出てくる草原の景色のピントが合ってないのは過去を表しているのだろうと想像は付いたが、昔、過ごしたそこに帰りたいと願い、ようやくなんとかたどりついたがまた息子夫婦に連れ戻される老婆のお話。
まあ、なんと切ないことか。というのはおばあさんの立場で考えるとそうなのだが嫁の立場から思うと「もう堪忍して欲しい」というところか?
息子は母にも手を焼くが気の強い嫁にも同様で見ていて気の毒というか気持ちがよくわかる。
道中、持病を抱えた老婆の冒険はちょっとドキドキも色んな人の優しさに接しながら昔住んでいた家にたどり着いたときは、ひょっとして安堵の余りそこで死んでしまうかもと思ったが・・・
最後まで 嫁は鬼嫁のままだったけれど離婚もせず、母親と同居も許しているところは決して鬼嫁だけではないのだろう。
まあ、おまえもちょっとは働けよと思ったけれどこの時代はアメリカも情勢の社会進出は大変だったのかも。
ジェラルディン・ペイジは若くして死んだとのことだが老婆役では年齢より大分老けて見えた。
バスの同乗者レベッカはじめ駅のおっチャンといい、保安官といい、本当にいい人に巡り会いながら旅を続けられて良かった。
しかし、親の年金を娘が取り上げるというのはいかがなものか?
そこは嫁に腹が立ち、其れをとがめない息子にも腹が立った。
そんな息子の給料は上がったのだろうか?
上がっていなかったらまた、気の強い嫁に責められるだろうなあ・・・
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