パーフェクト ワールドのレビュー・感想・評価
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タイトルの皮肉が面白い
脱獄犯と人質の少年の心の交流と、それを追いかける警官の苦悩の話。 いや泣きましたわ。 少年役の子の演技がピュアすぎて、観入ってしまった。 脱獄犯と人質って関係なのに、本当の親子のようになっていく様はかなりほっこり。 しかも脱獄犯がいい人なんですね〜 そして60年代のレトロな車でアメリカの広大な土地をドライブ、ロードムービーみたいなとこもあったり…笑 それだけにラストがショック!!!! そうなると思ってたけど!! 分かってるからこそのツラさ!!! そこに警官の苦悩も入ってきて、観た後はかなり考えさせられる。 作中で、ある警官がタイトルでもある「完璧な世界」って言葉を口にします。 この作品を観た後は、完璧な世界なんて無い!って思います。 そうゆう皮肉じみた意味も込めてこのタイトルにしたのかな。 とにかくクリントイーストウッドは考えさせられる作品が多い! 本当にいい監督です。
孤独な男と孤独な少年
イーストウッド監督の映画には、いつも考えさせられます。 脱獄囚(ケヴィン・コスナー)が少年(T・J・ローサー)を人質に逃げる中で、2人の友情が深まっていく物語です。本作の魅力は、2人とも孤独な人生を歩んでいたということ。コスナーは本当に優しい心の持ち主でした。特に子どもに暴力を振るう者には厳しく、その光景を見ると居ても立ってもいられなくなってしまうほど。そんな男が孤独な少年と一緒にいたら、そりゃあ助けてやりたいと思うはずです。 しかし、彼には追手(イーストウッド演じる署長一味)から逃れる必要があるのです。そして彼らが初めて対面した時、この作品の真意を知ることになります。 果たして私たちが善だと思っているもの、悪だと思っているものは正しいのだろうか?様々な感情が交差するヒューマン・ドラマです。
フィリップの純粋な可愛さがやばい
腕組みのシーンがとても可愛い。 レオンと似ていてるが、パーフェクトワールドは男と男なので、男親子のような面白さがある。 自由な感じがとても良かった。 ラストから20分は涙が止まらない。
菓子か悪戯か
映画評価:85点 非常に感動した よくある様な逃走犯と人質の「愛」をテーマに描かれた作品 こういったテーマだと、 わざとらしさが残り あんまり感動出来ない だがこの作品には、それがない 最後には二人だけの パーフェクトワールドを垣間見る事が出来た とても素晴らしかった
胸が苦しい。
つかの間垣間見れた、ブッチとバズの"パーフェクトワールド"。いや、ブッチの、なのかな。。切なくて切なくて、たぶんもう見ないけど、胸に残る作品。ひとに愛されるって、そう実感するって、尊いことだと思いました。
懐かしさとほのぼの
話しは簡単に言えば、脱獄犯が子供を人質に逃亡すると言う物ですが… アメリカの古き良き時代、美しい景色など最高です。 とても懐かしさを感じ、ほのぼのさに顔がほころびます。映画の中に引き込まれてしまいます。 2人で逃亡して行くうちに、気持ちが通い始め友情が生まれ、お互いの信頼感深まります。 子供にだけは優しい顔を見せる逃亡犯 でも最後の最後でどんでん返し… このシーンは衝撃的で涙が止まりませんでした… とにかく心に響く良い映画です。
切なくもさわやかな余韻
公開はもうどのくらい前になるのでしょうか 学生のころ友達に進められて初めて観てからというもの 何度となく繰り返し観てきた大好きな作品です。 ひょんなことから始まった 人並みはずれたIQを持つ逃亡者ブッチと 宗教上の戒律にがんじがらめの少年フィリップの二人旅。 60年代の古き良きアメリカの時代背景に映えるクラシックカーが 乾いた大地をひたすら走り続けます。 会話の中で徐々に明かになっていく2人の育ってきた環境から 抑圧された少年を幼い頃の自分の姿と重ね合わせるブッチ。 旅の中で少年の希望を一つ一つ叶えていきます。 叶わなかった自分の夢を一つ一つやり直すかのように…。 逃亡者を描くロードムービーでありながらも 旅の途中でめぐり合う人々とのエピソードには こどもが関わることで微笑ましい空気が流れます。 そこにスパイスを聞かせるのが追跡者となる2人。 ブッチとは古くから因縁のある保安官と、いわゆる出来る女。 立場は違えど、それぞれに心に孤独を抱えるはぐれ者たち。 お互いを認め合うそれぞれの間にもまたある種の絆があります。 長い旅路を進むうちに迎えるターニングポイント。 観る者の思いとは裏腹に急展開していく後半~ラストにかけて 目には熱いものがこみ上げてくるはずです。 違うんだよ…。ああ…。 公開当時の若さゆえの思い入れの深さなのかもしれませんが いつまでも変わらずお気に入りマイベストの上位作品。 もちろんDVDもお買い上げ済みです(笑) まだ観てない方。ぜひ観てみてください。 ※他サイトより転載(投稿日:2008/11/18)
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