「何じゃこれ?何言いたいの?」バージニア・ウルフなんかこわくない 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
何じゃこれ?何言いたいの?
2時間10分、延々と原因不明の夫婦喧嘩が続きます。
先にいいところ言います。役者の演技は最高水準の迫力です。演出は舞台劇の良さを生かすような奥行きのある空間演出とカメラワークや画面展開がさすがです。
内容については最悪ですね。
トニー賞とった舞台劇だから名作らしいけど、喧嘩内容にドラマもサスペンスもないし、ただひたすら言い争うだけ。さすがに1.5倍速で耐えましたが叡山の苦行僧の心境です。
批評家の解説には、夫婦喧嘩を通じてお互いの本性が現れ・・・・、なんて書いてあったけど、夫婦喧嘩なんて世界中どれでもそうですよ。
映画に限らず、面白かった人はつまらなかった人に「じっくり観れば面白い」なんて言って、確かにじっくり観れば何を言わんとしているのかわかるのかもしれないけど、つまらなすぎてじっくり観る気なんか起らない。
とにかく、何を言いたいのかサッパリわかりません。
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