「舞台、音楽、雰囲気が揃ったのにストーリーは欠けた作品。」ノッティングヒルの恋人 P.N.映画大好きっ子さんさんの映画レビュー(感想・評価)
舞台、音楽、雰囲気が揃ったのにストーリーは欠けた作品。
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冴えないノッティングヒルの本屋が世界的大女優のアンに
一目惚れされたことから始まる恋愛物語。
まあこの設定には無理があるところだが、
男なら誰しも想像したことがあるだろう設定なので
分からなくもない。現実にはあり得ない話だが。
さてストーリーとしては大女優に振り回されながら
惚れられた側ではありながらも、男が彼女に執着して
最終的には大女優をゲットするわけだが、
大女優はなかなかの曲者。
とりあえずはスケールの大きい恋愛として、
それなりに楽しめたのだが、一点だけ気になったのが
なぜ共演した俳優に「過去の人。気まずい。
何で来たのか分からない」と言ったのか。
普通に「過去の人。」というセリフのみならばまだ
納得がいくものの、そこまで非難されるとその後の対応が
???であるし、なぜ1度フったのにまた追いかけようと
思ったのかの動機も曖昧だった。
途中ホテルの部屋に誘い出した時に恋人が急に来たのに
良い顔をしていたことからもアンの八方美人はものすごい。
個人的にはあんな対応続けられたらキツイ。
リアルで考えればだれでもキツイのではないだろうか。
このようにストーリーには不満もあるが、
キャラ、舞台、映画全編に漂う雰囲気、マッチした音楽(特にSHE)これらは抜群に素晴らしいものであり、
映画という作品に浸るのにはとても良かった。
ストーリーとしては⭐︎3.5だが、上記の要素が絡み合い
+☆0.5にするべきだと考え、⭐︎4を付ける
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