ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのレビュー・感想・評価
全42件中、21~40件目を表示
10代の時に出会っていれば…
1997年のドイツ映画。
余命幾ばくもない若者二人が、病院を抜け出して海を見に行こうとするけど、偶然が重なってギャングや警察が追われるようになり……というストーリー。
基本、のアールコメディーなんだけどイギリスやハリウッドのようなドライさはなくて、ラストシーンもエモーショナルでいい。
もしこの映画に10代の頃出会っていたら、生涯ベスト級に好きな作品になっていたかもしれない。
この作品に出会えて良かった
余命宣告された若者二人が病院を飛び出し、最後のときを駆け抜ける。
コメディタッチて笑いを誘うが、それが返って切なくて。
主人公を演じた二人がさわやかでかっこいい。
この作品に出会えて良かったな。
天国では海について話すのが流行っているらしい
同じ結末に向かうであろう2人の男同士の友情や、一癖も二癖もある周りを巻き込んだ破茶滅茶な道中。
まさしくエンタテインメントに相応しい作品だと思います。
いつか天国に行った時に目一杯話せるように、海をこの目に焼き付けておきたいと思います。
コメディ
久々に観たら、
カッコ良かったイメージだったけどコメディだった。
やってる事はめちゃくちゃだけど、
二人がどんな人生を送って来たかは想像でしか分からないけど、神さまからのご褒美と見えなくもない。
車で遠くまで逃げてるようだけど、割と近場で事が収まっているのは、まぁ置いといて頭と終わりが同じところだったり、気持ち良い場面がいくつかあった。
特にダメな二人のギャングとのすれ違いはクスッとする。
死ぬんじゃないか?と言う不安をノッキンオンヘブンズドアのイントロだけ流して煽るのはせこいけど、ある意味発明なのかな?と思いました。
今観るとツッコミどころも多いけど、最期に信頼する人と共にするのは人生最大の喜びなのではないかと思います。
ドイツ版ニューシネマ
「天国じゃ海の話をするんだぜ」セリフがなんとも文学的。最期にやりたいことは何か、見たい景色は何か?死期を前にして、どう生きるのか?
これは、何も死期がすぐ目の前に迫った人間の話ではないと思います。そう、「海を見ること」を明日にまわすんじゃない。
フィルムもかっこいいし、ドイツ版ニューシネマって、感じでした。ニューシネマも名言が多いし。男性はより一層、ハマるかもです。
泣かなくてもすむロードムービー
何でも最後マフィアのボスは二人を逃がしてやったのだろうか…
んー
でもそれも含めてこの映画の良さかな。
一見二人の余命宣告された余生を、有意義に過ごすかという、悲しい物語だけど何かホッとする。
テキーラとレモンがうまそう
余命宣告された2人の男が海を見に、病院を抜け出し、盗んだ車で走り出す作品。
天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ
こういうよくわからないセリフが名言になる。映画を観ていて楽しいのがこうゆうとこである。意味なんかなくたっていい、雰囲気があれば、耳に残れば、名言なんだみたいなやつ。
海に行くのだって別に理由があるわけじゃない。ただその目的のためにひたすら突っ走る2人の笑いアリ、涙アリのテンポのいいストーリー。しかし確実に死が迫っていると意識させられる内容。
死期が迫っているとはいえ、犯罪行為に走るのにためらいがちだったルディがマーチンのために薬を強盗するシーンと逮捕寸前で倒れたマーチンに救急車で同伴しようとするルディを止める警官に対して言った言葉が最高に好き。
ラストシーンの儚さはいうまでもない。そしてボブディランが良すぎる。
90分の短さでこれだけ素晴らしいという点とフランス語並みに特徴のあるドイツ語の響きの良さでさらに高評価。早くももう一度見たいオールタイムベスト候補。
最高のロードムービー
コミカルでテンポよく進むストーリーながら、余命少ない主人公たちの悲痛さと覚悟と絆を過不足なく描き出すロードムービー。
決して綺麗ではないけれど、印象的な映像も多い。
銀行強盗に向かうマーチンが少女に葉巻を渡すシーンは、とても絵画的。
1番好きな映画
純粋に綺麗な映画ではないかもしれないけれど、切なくて笑いながら泣くような映画はこの映画しか知らない。
きっと何度みても自分の中で大切な映画であると思う。
一個人の意見だが、これを超す映画は多分自分の中で現れないと思った。それくらい好きな映画です。
『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』
どのシーンも無駄のない無駄話が最高に楽しい、ハマった。
シリアスにならないアクションシーンも心地良く観れる。
味のあるギャングの部下二人に各シーン登場するキャラがきらめく構成はワンダフォー。
ラストシーンの3分間、セリフは一切無い。
潮風が物語を締めくくってくれた。
グッときた。いい映画だ。
全42件中、21~40件目を表示