ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのレビュー・感想・評価
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10代の時に出会っていれば…
1997年のドイツ映画。
余命幾ばくもない若者二人が、病院を抜け出して海を見に行こうとするけど、偶然が重なってギャングや警察が追われるようになり……というストーリー。
基本、のアールコメディーなんだけどイギリスやハリウッドのようなドライさはなくて、ラストシーンもエモーショナルでいい。
もしこの映画に10代の頃出会っていたら、生涯ベスト級に好きな作品になっていたかもしれない。
天国では海について話すのが流行っているらしい
コメディ
久々に観たら、
カッコ良かったイメージだったけどコメディだった。
やってる事はめちゃくちゃだけど、
二人がどんな人生を送って来たかは想像でしか分からないけど、神さまからのご褒美と見えなくもない。
車で遠くまで逃げてるようだけど、割と近場で事が収まっているのは、まぁ置いといて頭と終わりが同じところだったり、気持ち良い場面がいくつかあった。
特にダメな二人のギャングとのすれ違いはクスッとする。
死ぬんじゃないか?と言う不安をノッキンオンヘブンズドアのイントロだけ流して煽るのはせこいけど、ある意味発明なのかな?と思いました。
今観るとツッコミどころも多いけど、最期に信頼する人と共にするのは人生最大の喜びなのではないかと思います。
ドイツ版ニューシネマ
テキーラとレモンがうまそう
余命宣告された2人の男が海を見に、病院を抜け出し、盗んだ車で走り出す作品。
天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ
こういうよくわからないセリフが名言になる。映画を観ていて楽しいのがこうゆうとこである。意味なんかなくたっていい、雰囲気があれば、耳に残れば、名言なんだみたいなやつ。
海に行くのだって別に理由があるわけじゃない。ただその目的のためにひたすら突っ走る2人の笑いアリ、涙アリのテンポのいいストーリー。しかし確実に死が迫っていると意識させられる内容。
死期が迫っているとはいえ、犯罪行為に走るのにためらいがちだったルディがマーチンのために薬を強盗するシーンと逮捕寸前で倒れたマーチンに救急車で同伴しようとするルディを止める警官に対して言った言葉が最高に好き。
ラストシーンの儚さはいうまでもない。そしてボブディランが良すぎる。
90分の短さでこれだけ素晴らしいという点とフランス語並みに特徴のあるドイツ語の響きの良さでさらに高評価。早くももう一度見たいオールタイムベスト候補。
最高のロードムービー
1番好きな映画
『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』
すごい良かった〜
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