「子どもの頃にTVで見た」ネバダ・スミス kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもの頃にTVで見た
惨殺された4日後に見つけた3人組は全くの別人。その後、食う物もなく放浪するマックス。やがて拳銃を売っているジョナス・コード(ブライアン・キース)に出会い、拳銃やその他男の生き方を習う。
父親の馬と首の傷だけでジェシー(マーティン・ランドー)を見つけることができた。ナイフだけで戦ったが、何とか復讐を果たすことができた。娼婦ニサ(ジャネット・マーゴリン)もマックスの母親と同じアイオワ族だとわかり、彼の傷を癒してくれた。また娼館に戻り、ジェシーの妻から仲間の名前を聞くが、その男ビル・ボウドリーは銀行強盗をやって刑務所の中だった・・・
ニューオーリンズへと渡り、自ら銀行強盗の真似をして同じ刑務所へと服役するマックス。逃亡の罪で鞭打ちの刑を受けていたの目撃し、ここで死なれると復讐にならないと思ったマックスは1人かけよりボウドリーを助けるのだった・・・所長やビッグフットから睨まれる存在となってしまったが、ボウドリーは彼を友だちのように親しく接してきた。沼地に囲まれたプリズン・キャンプ。塀はないが、まわりは方角もわからぬ沼地で、毒蛇や蚊に悩まされる地。ただ、田を耕す女たちが毎週土曜日に囚人たちの相手をしてくれる・・・そこで知り合ったピラー(プレシェット)にボートを用意してもらい、ボウドリーと共に脱走するマックスだった。ピラーは毒蛇に咬まれ、大切な案内人を失ったが、仇の1人をそこで殺す。残る1人の名前を聞き出したものの、女性を死なせてしまったことでマックスの心が揺れる。
最後の1人トム・フィンチ(マルデン)の名前を語り、またもや捕まるマックス。フィンチの名により彼を脱獄させる仲間。偽者だと気づかれ、馬に引きずらせる拷問を受けるが一人の神父によって助けられる。神父は復讐を止めるように説教する。彼もまたヨーロッパから入植したが、インディアンに両親、兄妹を殺された経緯があったのだ・・・
フィンチは、マックスがジェシーを殺し、わざわざ監獄に入ってボウドリーを殺してお尋ね者になっていたことに恐怖した。マックスの顔を覚えてはいなかったが、新たに加わったネバダ・スミスという男を疑っていた。何度か「マックス・サンド!」と呼びかけるが、知らんぷりするのが上手かったマックス。ここがジェシーと対峙したときの教訓だったのか、見事なプロットだ。そして金塊を運ぶ馬車襲撃計画の前日に偶然ジョナス・コードが彼らの中にマックスをみつけ、彼の名を呼ぶ・・・最後には見事復讐達成か?!と思われたが、手と両膝を撃っただけにとどめておいたネバダ・スミス=マックス。偽名の妙と復讐未完結という点が面白い映画だな。