ネバダ・スミス

劇場公開日:

解説

ハロルド・ロビンスの原作『大いなる野望』を素材に「栄光の丘」のジョン・マイケル・ヘイズが脚本を執筆し「エルダー兄弟」のヘンリー・ハサウェイが監督した西部劇。撮影も「エルダー兄弟」でコンビのルシエン・バラード、音楽はアルフレッド・ニューマンが担当した。出演は「シンシナティキッド」のスティーヴ・マックィーン、「西部開拓史」のカール・マルデン、「生きる情熱」のスザンヌ・プレシェット、「ビッグトレイル(1965)」のブライアン・キース、「ハーロー」のラフ・ヴァローネ、「エルマー・ガントリー 魅せられた男」のアーサー・ケネディ、「リサの瞳のなかに」のジャネット・マーゴリンなど。製作はヘンリー・ハサウェイ。総指揮にはジョセフ・E・レビンがあたった。

1966年製作/アメリカ
原題:Nevada Smith
配給:パラマウント

ストーリー

白人の父とインディアンの母の間に生まれ、砂漠と山の中を走りまわって育ったマックス(スティーブ・マックィーン)にとって、人生は何一つくったくのない、のん気なものであった。ところがある日、マックスの両親が、3人の殺し屋ジェシ、ビル、トムに殺された。この事件を境にして、マックスの心には、どす黒い怒りと、悲しみが沈殿するようになった。やがて、マックスは、3人の殺し屋に復讐するために、1頭の馬と1挺のライフルをたずさえて、旅立った。そして、とある日。マックスは、町から町へと流れ歩く鉄砲かじ屋ジョナスにめぐり会い、彼から拳銃の扱いかたを習った。―ーどんな時にも油断してはいけないー―というジョナスの言葉は世間知らずのマックスにとって、貴重な教訓であった。やがて、町から町、酒場から酒場へ流れ歩いたマックスは、遂に殺し屋の1人ジェシを見つけ、壮絶な死闘の末、彼を倒した。この闘いでマックスは総身に傷を負ったが、彼を慕うインディアン娘ニーサの手厚い介抱で、身体も次第に回復していった。そうするうちに、マックスは、ルイジアナの刑務所に2人目の殺し屋ビルが服役していることを知り、彼は、わざと強盗をたくらみ保安官に捕まって刑務所に入った。そして、巧みにビルをそそのかして2人は脱獄し、彼らに同情したフランス人の血をひく娘ピラー(スザンヌ・プレシェット)に助けられて逃げのびた。やがて、マックスは素性をあかし、ビルと対決し、ビルを撃ち倒した。5年の月日が流れ、今ではマックスは、お尋ね者の身になっていた。そしてある日、マックスは遂に念願の3人目の殺し屋トムに会いトムの両足を撃ち抜いた。が、今、念願を果たしてみるとマックスの心に宿るのは、復讐を成就した快感ではなく、血なまぐさい生活を続けてきた、自らに対する幻滅でしかなかった。マックスは過去から脱け出すため、銃をすて、かつて彼に、目がさめたらまともな仕事を世話すると約束してくれた、ジョナスを探しに旅立った。彼はその後、ネバダ・スミスと呼ばれるようになった。

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映画レビュー

3.5かっこいいスティーブ・マックイーン

2022年7月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

スティーブ・マックイーン演じる主人公マックスは、父母を三人組に殺される。マックスの父が金を独り占めしていると勘繰って犯した身勝手な犯行だった。マックスは無惨な死体を見て復讐を決意。死体と家を焼き払い、復讐の旅に出る。復讐劇を中心に据えながらも、その過程で国語を学び、キリスト教を学び、主人公が成長していく姿を描いている。古臭さは否めないが、いわゆるドンパチ物の西部劇とは異なる人間劇である。銃のイロハを教える銃商人が渋くてカッコいい。

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ねりまっくま

3.5両親を殺された若者が、無法者に復讐する事により いろんな人に会い人...

2022年3月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

両親を殺された若者が、無法者に復讐する事により
いろんな人に会い人として成長する話。

今の映画と違いしっかりと話を見せてくれる映画だと思う。

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カネナカ

4.0西部劇の標準

2021年9月28日
スマートフォンから投稿

演出もお話も画面も全てオーソドックスで良心的。砂漠、山並み、沼地、インディアン、保安官、監獄、カウボーイ、牛の群れ、友情、裏切り、ガンさばきなどおよそ西部劇に必要な要素が全て網羅されてますので、この映画を基準にして他の西部劇を評価できると思います。

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越後屋

3.5映画の見方

2021年4月11日
スマートフォンから投稿

幸せ

昨今の輩の映画の見方は、伏線の回収がどうしたとか、監督の主張がちゃんと表現されていたかどうかとか、起承転結の見事さとか様々言われるが、それは若い世代が古い映画を見る時、後世に残るような名作だけを見て、知ったふりをして、そういう名作の凄さを追い求める悪い癖だ。「ネバダスミス」映画全盛期の後世に残らない作品。そこに内容がどうしたとかを求めるのは素人の野暮というものだ。映画全盛期、映画とはこういうものだった。銀幕のスター、スティーヴマックィーンがスクリーンに映る姿のカッコ良さを、ひたすら男も女も憧れて見続ける2時間。男のかっよこさの究極。泥に濡れた体、涼しげな目つき、贅肉のない体、自分を優先しない無私の心、権力に立ち向かう姿勢、顔が小さくて腹筋が割れていて敏捷に動く。ただただ、この世に無い理想の男性像を見て、そうはなれない自分の日常を忘れる。それが映画というものだった。
インディアンの娘、年上の娼婦、田んぼの田舎の娘、15分おきにマックィーンに惚れる美しい女性が現れ、マックィーンはその娘の気持ちを知ってか知らずか別れていく。完全に男が夢想する憧れだけの世界。
早死にしたマックィーンはそういう夢だけを見せて世界中の人々の記憶に残った。ある時はカウボーイ、ある時は脱獄を繰り返す男、ある時は冷血な刑事、ある時はハングリーなギャンブラー、ある時は華麗な犯罪者、ある時は孤独なレーサー。いつも苦虫を噛み潰したような何を考えているか分からない顔で、身軽に動き、クールに決めて去っていった。
ブラピやトムクルーズだって、その美しさを見るだけの映画はさすがにないよね。
それがマックィーンが真のスターである証。深い意味は無い、ただ男として美しかっただけ。
マックィーンの映画は、たまにお酒を飲みながら、その動く姿に見とれる。そういう風に鑑賞すべき大スターです。
だから今どきの、映画の脚本や演出などを、マックィーン作品に求めて、イマイチとか言っちゃう人は、あと1500本映画を見てから言おうね、と思いました。

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ブロディー署長
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